平成21年03月15(日曜)

翡翠色の棚田

木々の向こうに見える山にはまだ残雪が残っている

何かの大きな鳥の巣を見つけたが、現在は留守のようだ

ようやく雪も溶けて春を迎える準備が始まろうとしている

しかし自然をみているといろいろ空想が広がっておもしろい

少し山の方へ車を走らせてみると、まだまだ雪が残っている

集落の神社は階段が除雪されていたが、誰も通ったような足跡は見あたらなかった

雪の中の景色は何となく落ち着く

いろいろおもしろい姿を見せてくれるからおもしろい

屋根から落ちてくる雪が軒下に鋭く峰を造っている

まだまだここは、春が遠い

目を上げれば遠くの山並みが白く蒼く透き通って見える

石像が集落の中に当たり前のように置かれている

長い時代を感じさせる石像だ

竹の緑が明るさを振りまいている

山の斜面を雪が転げ落ちて五月雨模様を作っていた

棚田の水面をまだ冷たい早春の風が吹き抜けて行く

翡翠色のわき水が棚田の雪を溶かしてくれる

田んぼの準備が始まったようだ

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