平成21年02月15日(日曜)

子供より親が喜ぶ

昨夜、会社にいたら7時ころにドカンドカンと大きな音が響いた

何かと思ったら、そう、長岡の冬のイベント「ゆきしか祭り」だったと気づいた

今朝から上空をヘリコプターが音を立てて舞っている

これも「ゆきしか祭り」のヘリコプターによる試乗体験だ

窓の外を見ても雪などまちなかでは見あたらない

昨日は静岡で24度だとかとニュースが伝えてくれているように、ま、4月の下旬並の陽気だ

こんな状況で雪祭りなどと言われてもピンとこない

今日は早朝から家内は研修で東京に出かけている

そんなことで昼食をどうしようかと思ったが

「ゆきしか祭り」の会場に行けばなにか食べるものがあるだろうと言うことで出かけてみることにした

本当は、そんなところに出かけている暇など無いのだ

原稿の締め切りが迫っていてかなり苦しい状況なのだが

人間はとかく苦しくなるとおっぽり出したくなる

自分になんだかんだと言い訳をする

少しくらい息抜きをしないとダメなのだとか、ハイ

とにかく出かけるのだ

さて困った、雪がないのだから革靴で良いのだが、雪祭り会場だから雪を集めてきているだろうから

長靴が良かろうかと考えた

外に出てみた

なんだか長靴では場違いのような気になった

風は少し強いが日差しは春の陽気だ

 

会場に着けば雪しか祭りの名物滑り台がなんとかできていた

子供たちは絶壁のぼりが人気のようだ

ハイブ長岡の建物の中では「ミス雪しかコンテスト」が行われていた

長岡の名物なのだろう

私は昔から当たり前のように食べていた「イタリアン」

最近では東京から来た人が「長岡の名物イタリアンを食べましたよ」などと自慢げに言う

ま、情報化社会ではあちこちから情報を掘り出して喜んでいるわけで

この「イタリアン」もその一つだ

そうそう、長岡のまちなかでは

長岡で唯一長蛇の行列になる美松の「サンキュー祭り」が実施中だ

毎日長蛇の列になって皆さん一人で何箱も買ってゆく

サンキュー祭りとは美松のシュークリームを39円で販売する毎年の期間限定セールなのだ

建物の外ではアルビレックスのメンバーなどによる餅つき大会とかいろいろな催しが開催されている

しかし、雪祭りの一番の楽しみは結局この滑り台なのだろう

子供より親が喜んでいるのかもしれない

日差しは春の日差しとはいえ、やはり風は冷たい

そんななかで、踊りを踊るという一団が出番を待っている

ワイワイペチャクチャと出番を待っている

雪国はカラフルな原色が目立つのだ

たこ揚げとヘリコプターの音が雪国の空をにぎわせている

そして子供の歓声がやはり元気の素なのだ

今日、雪しか祭りの会場で浪花屋のブースを見たら

浪花屋のコトを書いた本を見つけた

もちろん例の缶入り柿の種を販売しているのだが

ひょっとしたら最近販売になった浪花屋の本があるかなと思いながら

近づいてみたら置いてあった

早速私は柿の種ではなく、この本が欲しいとそこにいた店員に話したら

彼は喜んで、浪花屋の大きな袋を取り出して

さらに自社製品も二袋一緒に入れてくれて

その大きな袋に本と一緒に入れて渡してくれた

いやはや、本を買ったらこんなにサービスしてくれるとは思わなかった

私は小さい頃、TVのCMで、この浪花屋のCMソングを何回も聴いている

そして、あるとき新潟県の米菓組合に診断で寄せてもらうことがあって

そのとき米菓組合の記念誌を見せてもらったことがある

その中で印象的な記述があった

それがこの浪花屋の「柿の種」誕生秘話だ

なぜ浪花屋という屋号になったのか

どうして「柿の種」ができたのか

そして雪国だから起きた製法がばれてしまった逸話など

この浪花屋の主人は長岡の消雪パイプを最初に実用化した人で

そのとき市会議員をしていたので

この消雪パイプの特許権を長岡市に譲渡したという

そんな話など

早速、この本を見たらやはりそれらのこともしっかりと記載されていた

「新潟発ブランド物語1 元祖浪花屋 柿の種のココロ」

恒文社編集部 編

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