平成20年11月26日(水曜)

晩秋の風情

今日は三条大学校で研修を受けに出かける

車の都合で電車で出かけることにした

何せ私のところは家内と二人で一台の車をタイムシェアリングで使っている

そんな関係から私が一日車を占拠しているわけにはいかない

しかし、鉄道も結構便利と言えば便利だ

なんせ電車の中で本を読んでいられるのだ

車で移動なら本を読むこともままならない

ま、運転手付きという場合でも、運転してくれている人に気を遣って

私が本を読んでいるわけにもいかない

結局電車で行くのが一番気兼ねなくて良いのだ

そして東三条の駅に着いたらタクシーで・・・

と思っていたのだが、駅前に二台タクシーが待っていたのだが

私の前の人がさっさとタクシーに乗り込んで二台とも出て行ってしまった

タクシー乗り場でしばらく待っていたがほかのタクシーが来ないのだ

そんなとき、近くで、足の不自由そうなおばあちゃんが一緒にタクシーを待ち始めた

ようやく一台のタクシーがやってきた

するとおばあちゃんが早速乗り込もうと私の方に歩み寄ってきた

順番としては当然私なのだが

これはどうもしょうがないでしょ

軽く手でお先にどうぞと合図をしたら

そのおばあさんは不安そうな顔つきが急ににこやかになってそそくさとタクシーに乗り込んだ

もう乗り込んだら自分のペースで運転手に行き先をつげでサーッと行ってしまった

またしばらく私のタクシー待ちが続いた

中小企業大学校の庭には大きな木が紅葉して青い空に目立っていた

もう晩秋の風情だ

晩秋の弱い日差しに照らされた一本の渡り橋

枯れ葉が落ちて枝が目立つ大きな木

そんな大学校の誰も通っていない庭を歩いてみた

赤い木の実が落ち葉に隠れていた

冬支度が終わっているようだ

そんな中でも、今日は青い日差しが秋晴れの空にあふれていた

大学校で一緒になった長岡の方に車に乗せてもらって帰ってきた

そんな車中、話が弾み夕飯でも一緒に食べようと言うことになって

楽しい一時を過ごすことができた

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