平成19年12月06日(木曜)

今日は私の高校時代

私が硬式庭球部にいたもので

その庭球部のコーチとして教えてくださった恩師が享年84歳でなくなられた葬儀に参列してきた

そして、今日葬儀場の受付に行ったら先輩が私を見て声をかけてきた

「高野、おまえ出棺の時なぁ・・・」と話しかけてくるものだから棺を担ぐ係をやれと言うことかと思って聞いていたら

「第一校歌とエールをやれ」と言う

驚いたが先輩の言うことだから「ハイ、わかりました」と答えた

そして、質問した「葬儀だから控えめにやった方がいいのですか、派手にやった方がいいのですか」と

すると「派手にやれ」と一言

 

いよいよ出棺の時

親戚代表の挨拶の後、私が呼ばれて皆さんが注目している中で第一校歌を歌い始めた

ふつうは私が第一フレーズだけやれば、ほかのみんなが歌い始めるのだが

今日は長岡高校の卒業生とは限らないわけだし、それどころか、そもそも出棺の時だから誰も歌わないと思った

私は一人で校歌を歌う覚悟で歌い始めた

それでも何人かの声が聞こえたがあまり大勢の声ではなかった

そして、エールを贈った

「フレーフレー」と

そして、何となくもう一つやりたくなったので、最後に

「頑張った、頑張った」と最後のエールを贈らさせてもらって引き下がった

そうしたら、お見送りに来ていた皆さんから一気にすすり泣く声が聞こえて

葬儀の車が出発する準備に入った

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