平成19年11月15日(木曜)

今日は朝が早い

タクシーに5時50分に迎えに来てもらうように予約しておいた

タクシーの運転手が時間になってマンションの呼び出しブザーを押してくれたので

あわてて飛び起きた

目覚ましを二つ掛けておいたのだが

効果はなかったようだ

タクシーの予約を入れておかなかったら寝棒をしてしまったかもしれない

まだ夜も明けていないようだ

雨が冷たく降っていた

駅の商店街もみなシャッターが下りていた

駅改札口まえに新しくできた上下のエスカレーターだ

ここは東京四谷駅から少し坂を下ったところ

坂の向こうに広がる階段が見える

その階段の手前に検問所があって制服姿の人が大勢検問体制を引いている

なんと自動小銃まで持って構えているのだ

今日は長岡支部の東京研修旅行で防衛省にやってきた

ちょうど朝のラッシュ時間にやってきたので

検問所は登庁する職員や幹部の自動車のチェックで忙しい時間帯だったようだ

見ていると、黒塗りの車のフロントガラスのところに

四つの星のついたボードのようなものを提示した車が入ってきた

すると、検問官がいっせいに「よつぼし!」と号令を掛けると

周りの検問官がサッと門を開けて敬礼をする

そんな中を後部座席の窓を少し開けて軽く敬礼をした人物が乗った車が通ってゆく

その車が通り過ぎると、また、サッと検問の扉が閉まる

案内の人は言う

省内はすべて撮影は自由ですが

A棟だけは撮影禁止となっておりますと

なにやら省内のあちこちに制服姿の隊列が目に入る

ここは記念館として残された、旧建物の一部を移築したものだという

旧館の講堂は終戦後、東京裁判の開かれた場所だ

いろいろな資料が展示されている

見ていたら、山本五十六の書が印刷された書籍が展示されていた

明治の礼装用軍服だろうか

これは陸軍の将校だろうか

始めて見たのは「勲一等旭日大勲章」なるものだ

結構大きなものだった

さらに、この建物は三島由紀夫が立てこもって割腹自殺を図った部屋もある

そのときの三島由紀夫が刀を振り回したときの傷跡が残されていた

写真の指先で触っている場所がそれだ

二階から講堂を見下ろすと東京裁判のときの全体になるのだが

東京裁判のときは、左側に裁判員席で右側に被告席が作られ、正面の壇上は連合軍の関係者席

手前の二階席は左が連合軍関係の報道席、右が日本関係の報道席だという

説明してくれた人は代々軍人一家という方が名調子で聞かせる説明をしてくれた

そして、いろいろな裏話も面白く聞かせてくれるのだ

この記念館を出ると、まず人数確認のため整列させられる

こんなところがやはり軍人さんの世界だと思わせるところだ

通りを歩いていると、向こうから隊列を組んで手足をそろえて

「イチニ、イチニ」と号令を掛けながら歩いていた

途中、厚生棟なる場所で売店があって

そこで自衛隊の隊員向けのものが販売されていた

私はグリーンベレーと海上自衛隊の飾りキャップ

そして、ベルト、航空自衛隊のマーク入りネクタイなど購入してきた

防衛省の敷地はかなり広い

中にはグランドも用意されている

そして、観光用ということらしいのだが展示用のヘリが置いてあった

ヘリも前から見るとトンボの顔のように見える

省内の坂の上から正面検問所を通して四ッ谷駅方面を望む

きれいに整備された階段だ

検問所はやはりどうも仰々しいのだ

防衛省のこの字は初代防衛省担当大臣が書いたものだという

ここは新国立美術館、先日なくなられた建築家黒川氏の設計だ

穏やかな光のなかに包まれる贅沢な空間なのだ

さて、こちらは六本木ミッドタウンのビルの中

和のテイストを取り入れたつくりだという

ビルの中に竹を植え、周りの壁は暖簾のイメージだそうだ

やはりこれだけのおしゃれなビルになるとデザインマークもおしゃれになっている

屋根の上には水が流れていて、そのゆれる波紋に光と影がゆらゆらと印象的

このビルの中にはいくつかのモニュメントが置かれている

これは昼食で、何でも鶏肉が美味しいとかで、親子どんぶりなのだ

地上におかれたモニュメントを通して通りを歩く人が面白い

振り返ると、そう、ここは一つのビルではなくいくつかのビルが集まったタウンなのだ

そのビル群を先ほどのモニュメント越しに見るとよろしいとか、ハイ

ミッドタウンのあちこちを説明してくれるツアーに申し込めば1時間ほど案内してくれる

ここは前の防衛庁跡地なのだ、そのころの木々もここに残されている

裏庭には大きな切子ガラスのクリスマスツリーが用意され

今日の夜、ミッドタウンのイルミネーション点灯式が行われるという

こういったデザインは結構おしゃれな感じを受ける

ここは、ニューヨークではない東京、丸の内、東京駅なのだ

そう、東京駅のレンガをみるとなんとなく安心するのは何なんだろう

これから二階建てオープンバスで都心観光ツアーなのだ

国際色豊かな大勢の人が乗っている

ちょうど夕暮れ時

昼から夜に変わる都市の変化を楽しめるのだ

お堀越しに有楽町界隈が見える

夕闇迫る国会議事堂

ビルにはさまれた日比谷公園

銀座四丁目に向かう大通り

通りのあちこちにイルミネーションが飾られる銀座通り

すっかり日も暮れてきて、ライトアップされた東京駅が美しい

さてさて、いよいよ本日のメイン、丸ビルの中にあるベトナム料理店へ

店内の装飾もなかなか凝っている

皆さん、なかなかの食通の方が多く、美味しいワインを飲ませていただきました

そこで学んだことは、ワインは2000年物が美味しいのだということでした、ハイ

お店のカウンターにきれいに並べられたボトルとグラスが素敵な雰囲気でした

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