朝、いやな夢を見て目が覚めた
ふと思い出した、そう言えば今日は栃尾の石積の日だったと
時計を見た、朝の6時前だった
確か5時くらいから2時間ほどだと書いてあったことを思い出した
まだ間に合うなと思った
早朝の道を楽々と走っていった
河原に着いた
河原に降りる場所でハシゴが掛けられていた
町内の人だろうか、たむろしている
河原を見る、石積があちこちに積まれていた
母親と子供が一緒に石積をしている
場所を変えて見た
河原に降りる場所には合板敷きの仮設橋が造られていた
近所の老婆だろうか
橋を渡って川から上がってきた
なにかケジメのような作業を終えて上がってきたという雰囲気だ
まだ河原には何人かの老人が石を積んでいた
見回すと、あちこちに石が積まれている
何とも言えない雰囲気だ
昨年行った恐山を思い出す
石積は賽の河原の石積だ
何回積んでも崩れてしまう
そんなもの悲しい歌声が聞こえてくるようだ
賽の河原
一つ積んでは父のため、二つ積んでは母のため・・・
さい‐の‐かわら【▼賽の《河原》】─カハラ?名?
親に先立って死んだ子供が行くという、三途さんずの川の河原。ここで子供は親の供養のために小石を積み上げて塔をつくろうとするが、何度も何度も地獄の鬼にくずされたのち、ようやく地蔵菩によって救われるという。◇むだな努力のたとえにも使う。
川から上がったところで
かなり壊された工場跡地が目に入った
かなり大きな工場だ
栃尾は繊維のまちだ
みると染色工場のようだ
かなり壊されている
最近、一番大きな鈴倉も倒産したと聞く
なにか気持ちが落ち込んでしまった