人はおかしなところが目につくものだ
スーパーで家内が一つだけ買い物があるというので車で待っていた
そんなとき目に付いたのだ
なんでこれがハゲかかっているのだろうか
そもそも、何のためにこんな紙が貼られているのだろうかと
そう、最初建物を造ったとき
この金属製の光りが目立ちすぎると言うことから
回りの壁紙と同じ色の壁紙を張って
バランスをとったのだろう
しかし、だんだん時間が経つうちに
壁紙が徐々にはげてきた
それは毎日使っているから
毎日開けたり閉めたりするために徐々にはげてきたのか
それとも熱を持つ場所で
熱によって接着剤が劣化してはげてきたのか
ま、理由はどうか知らないが時間が経つと
そして、毎日日常の中にはいると
店の管理者も気にならなくなってしまうのだろうか
「初心忘るべからず」 という言葉がある
常に初心に立ち返って物事を考えなければ
マンネリになるとこのようにはげてしまってもそのままになってしまうのだろう
他人のふり見て我がふり直せ、とも言う
他人事ではない
かく言う我が社でも同じ問題が起きているのだろう
そうだ、あの椅子はそろそろ買い換えなければいけないな
などと思った次第だ、ハイ
何となく今日は冷やし中華が食べたいなどと家内が言う
そういわれると私も食べたくなった
口の中にあの冷やし中華の触感が戻ってくる
そして、ちょっと酢の入った汁の味が口の中に広がる
そうだ、冷やし中華を食べようと言うことになった
なじみの中華料理店に車を向けた
そして、冷やし中華二つと、キッパリと注文を出した
期待度が上がって待っていた
「ハイお待ちー」と出てきた
見たらゴマだれだった
食べ始めたが
どうもイメージが違う
なにかツルツルという感触ではなく
のどにつかえる
どうも違う
イメージとは違った冷やし中華だった