駅の自動販売機で指定席券を購入した
画面に左からA.B.C.D.Eと表示され
A.B.C.は3人掛けで残りは2人掛けの絵が写し出された
画面左からAが始まって右端はEとなっている
だからこれはすべて上り
ようするに全ての基準は東京に向かって考えられている
だから先頭車両の1号車は東京に近い方が1号車となっている
とうぜん自動販売機の座席表示も上が東京に近い方で1号車の先頭方向
ということは座席番号のAとは1号車の東京に向かったときの左側と考えた
考えたと言うことは、悲しいかな、私の頭の中には
東京優位のあらゆる世の中の基準に押し流されてしまっている
絶対東京を中心とする表示が原則となっているから
東京に向かう方が1号車であらゆる表示も
東京に向かって表示されてしまっている
とあきらめて、無茶な抵抗をしないようになっていた
ところが、なんとJR東日本の最新のキップ自動販売機は違う
販売機の画面に表示される上の方向は新潟方面で
下の方向が東京方面の表示になっていたのである
さすがJR東日本は違う
さすが、東京一極集中の理論で物事を考えていない
地方を大事にしてこそ乗客がいるのだと
実に私は浅はかだった
あきらめてしまっていたもので
自動販売機の画面上が東京方面だと、1号車の方向だと
そう思いこんでいたから
午前中に乗車するなら東京に向かって左だと
日差しが窓から入り込んで明るすぎて寝ることもできない
だから1号車に向かって右方向が日の入らない
熟睡するにはちょうど良い席だと思いこんでしまった
だから、私は躊躇することなく座席指定は右側の
E席を指定した
ところが新幹線に乗ってみると
座席の順番は東京に向かっては右方向から
AからEへと並んでいた
そう、Eは東京に向かって左側
方角としては東側になる
まさに午前中は強い日差しが差し込む席となってしまった
私はJR東日本の地方に対する配慮に気づかず
勝手に東京一極集中の発想で座席を指定してしまった自分を恥じていた
ま、おかげで朝早く起きて東京に向かって
新幹線の中で寝ようと思っていたが
結局寝不足になってしまった
ここは新宿
南口のホームが見える
ホームを更に改装しているようだ
向かいのビルの壁面が鏡面張りだから
そこに交差点の車の様子が写って見えるのだ
これは小田急線
場所は代々木八幡
今日は、大学生ロボコンの全国大会があるのだ
早めに会場入りしたおかげで
良い席が確保できた
クレーンに取り付けられたTVカメラが会場内を動き回っている
さて、いよいよスタートだ
目の前にクレーンカメラが突如現れる
こちらは肩にカメラを担いだカメラマン、ズウッとこの態勢で動き回っている
ロボット同士がぶつかり合うので、あちこちにビスが落ちている
今回のテーマは円柱のものをピンに差し込んでゆくゲームだ
アナウンサーが選手にインタビューをする
その向かいにカメラマン
その脇に座っている人がディレクター
彼がアナウンサーに指示を出す
見ていると、結局アナウンサーはこのディレクターの指示で
話を長く引っ張ったり、切りつめたり
ディレクターに操られたロボットなのかと思った
なんでもチェコの大使館の人で、「ロボット」という言葉が最初に
使われたのがチェコだそうだ
無事競技も終わり、外に出てみるとまだ日差しは明るかった
地下鉄でちょっと親戚の家に寄ってから長岡に戻ることになった
ここは都内の大きなマンションなのだ
フロントにはオシャレな花が飾られていた
無事自宅に戻り
我が家に飾られていたバラの花を一枚パチリ