牧場などでミルクを飲むと独特な味というか匂いがする
絞りたてだという
そのうち自分の尿にも同じ匂いがしてくる
何の匂いだろうかと考えてみると
これは干し草の匂いだと気付く
乳牛が干し草を食べ、その成分が入った乳を人が搾り
それを飲んだ私の尿からも同じ干し草の匂いがすると言うことは
牛にどんなえさを食べさせているのかと言うことが
私の身体にどんな養分を与えてくれるのかと言うこととつながっている
だから農薬とか化学肥料などと言うようなものが
結果として人間の身体の中に入ってくるのだと感じた
人は欲が先に走ると間違うと私は考える
なんだかんだときれい事を言っても、結局欲が見えると評価が落ちる
ま、人はいろいろな価値観を持っているのだから
それはそれでよいのだろうが
私はなんだかんだと言っても結局金儲けが露骨に見えると引いてしまう
人の欲をあおり、それにのせられて「棚ぼた」を期待して飛びついてゆく姿をみると
どうも私はさめてみてしまう
ジェトロの担当者が話してくれた
NZは1度来たら2度、2度来たら3度、3度来たら定期的に、そして永住したくなるところだとい
NZはとにかく気候がよい
NZの人はおとなしい
a lucky and happy country
これがNZのイメージだという
NZ政府は小さな政府を目指している
それは政府が為替に介入しないということからもうかがわれる
NZの道路は車は左で日本と同じだから日本車のCMによく使われるという
マグロの輸出先は今まで日本が一番だったが最近中国に首位が取って代わったという
なぜならば高い値段で中国が買い取ってゆくという
NZの輸入相手先の順位は
まず、オーストラリア、二位はアメリカとなっている
三位は今まで日本だったが、現在は中国が三位で日本は四位になっているという
NZは積極的に民営化を進めたという
郵便局、電話局、そして公務員も大幅に解雇したという
この結果国の赤字が無くなったという
しかし、NZ航空は一度民営化にしたが、現在はまた国営となっている
銀行はほとんど外国資本の銀行になったことで、各銀行の金利差が出たという
一つだけZN資本の銀行、日本の郵便局のような銀行が残ったが支店を廃止減少させたという
鉄道も民営化したが朝と夕方の通勤通学時間のみの運行になり、ダイヤをくめないという
利用者が少ないからダイヤが組めず、ダイヤが組めないから利用者が増えないという悪循環だという
現在NZの住宅ローンは9.8%で若い人は住宅が買えない状況だという
格差社会が拡大しているようだ
国民は現在景気が良いから、国のこのような民営化政策に賛成しているという
現在人口は400万人くらいで増加傾向にある、特にアジア系が増えているという
そもそもNZはマーケットが小さいということと、90年代に公務員を解雇したことから
国は何も保障してくれないと言うことで頭脳流出が起きたが
景気が良くなたので、また戻ってきているという
いま、NZの人たちは自分の得意技は何かをはっきりして売り込む人が多いという
今後のNZはファッション、映画産業、バイオに進出してゆこうとしているという
初任給は17万か18万円くらいだが、経営トップは非常に報酬が高く、その差が大きい
NZはプラスチックマネーが一般的で、コーヒー代金もカード支払だという
硬貨は10セント以下の硬貨が廃止されているという
ある国の総理が「美しい国」と言っていた
オークランドの夜、町の繁華街を歩いていたら
どうも浮浪者風のおじさんが話しかけてきた
どこから来たのかと質問するから日本だと応え
ま、あまり係わらないようにと思いながら歩いていた
そんな風に歩いていると
彼はまた独り言のように話してきた
「NZは美しい国だ」と
私は「そう、私もそう思う」とうなずいていた
ネクタイの長さは世界共通なのだろうか
バスの運転手が大男で1メートル90はあろうかと思ってみていた
その彼のネクタイの締め方を見ていたら短い感じがした
そう、身長が高いからと言って長いネクタイなんかは売っていない
皆同じ長さだ
免税ショップのネクタイを買っても私には長すぎると言うことはない
欧米人のサイズに合わせてネクタイが作られていると思うから
日本人のような小柄な人間にはネクタイは長すぎるのではないかと思うが
そんなことはあまりない
どうしてかと思ったら、日本人は背は低くても座高は高いので
上半身に付けるネクタイの長さには問題ないのかなと思った
エレベーターで14階から1階に降りることになった
最近のエレベーターは液晶表示で階を表示する
エレベーターが止まったので降りようとしたら誰かが言った
この階じゃないよ、6階だよと
確かに液晶表示を見ると6階と表示されていた
しばらく皆でエレベーターの中にいたが
誰かが声を上げた
これは6階じゃないグランドフロアーのGだと
そっか、英国式だから1階はGで2階が1なのだ
ホテルのエレベータで自分の階を押して待っていた
目的の階に近づいた
急にエレベーターがガタガタと音を立てて止まった
急に不安がよぎった
同じエレベーターに大柄な男性が乗っていた
どうなるのかと息を呑んでジッとしていた
しばらくして少しエレベーターが動いてドアが開いた
降りようと思って足もとを見ると
なんと、エレベーターの床と建物の床に段差ができていた
あわててエレベーターから飛び出した
エレベーターの表示を確認したらシンドラー製と書かれていた
オーランドの町を衛星写真で見る、オーランドは火山の噴火の後にできた町だと聞く
だから坂の町なのだ
町の真ん中、タワーが見える、左の上に泊まったホテル、プールも見える