平成19年03月10日(土曜)

確定申告でお客様とお話ししていると60歳になったから楽をしたいと言う
確かに、60歳という年齢をまわると衰えが速いという
体力の衰えは気力の衰えと連動し、集中力を欠いてしまう
ようするに、何事も根気が無くなっていやになってしまう

本当は、自分の頭の中にバリバリにやってきた自分が居る
そのバリバリの自分から見ると、現在の自分はヨボヨボの自分しか見えない
そんな自分がいやになってしまう
惨めになってしまう
そんな惨めな自分の姿を見ることがいやになる

そこで商売を止めたいと言い出す
だが私はお話しする
商売を止めてどうするのですか
年金で暮らせるのですかと

すると、何とかなるという
アパート収入があるから何とかなると
ここでまた私が言う
アパート収入もこれから修繕費がかさみ
だんだん古くなってしまったアパートには人が入らなくなる
近所に新しいアパートができるとそちらに人は流れてしまう
だから収入も先細り
でも何とか生活はできるのでしょう
では商売を止めるのですね、廃業するのですねと

だけど、忙しいときにはゆっくり休養を取って旅行でもしたいなと思っていても
実際休みが続いて何もしなくても良いと言われると
ま、三日過ぎると退屈してしまう
休みになったらやりたいと思っていたことが何だったかさえ思い出さなくなって
退屈で退屈でいやになってくる

人間は忙しいからこそ頭の回転が速くなっていろいろなことに思いが巡るが
暇になると頭の回転も暇になって何も考えなくなってしまう
だから、あんまり暇になると頭の中も暇になってしまう

私は言う

もし、生活に困らないのだったら
稼ぐための仕事ではなく
社会に役立つための仕事
自分のもうけのために仕事をするのではなく
世間に喜んでもらえるお手伝いをする
そんな考えで何かをやってみてはいかがですか

それは結果として自分の健康のためになりますよ
もうけはプラスマイナスゼロで良い
それでも健康という財産を得ることができるのだから
結局儲けたと同じことだと考えてみてはいかがですか

せめて70歳くらいまでは仕事を続けられてみてはどうですか
いまから10年計画を立ててみてはいかがですか
そして、70歳になられたら
5年計画で75歳までプランを立て直してみてはどうですか
その次は3年計画でというふうに自分の計画を立ててみてはいかがですか
とにかく目標を決めてみてはいかがですか
前を見つめてみましょう

できる限り、社会と接触するチャンスを失わないようにしておいた方が良いですよ
そのために何を考え何をすべきか、とにかく前を向きましょうよ
そして、一緒に考えましょう、ハイ

今朝の長生橋だ

今日、酒屋さんが作ったという出来立てのお酒を購入してきた

このお酒は棚田で田植えから収穫、そして酒造りまで酒販店のメンバーが協力して
造りだしたお酒だ

蔵元は越の鶴を作っているところだ
飲んでみた

なかなかフルーティなスッキリとした味わいが上品だった
お勧めできるお酒だ

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