平成19年01月31日(水曜)

明日から確定申告の無料相談会が始まる
今日はその会場準備のため役員が招集された

毎年、この時期になるとだんだん忙しくなる

会場は長岡の町の真ん中なのだ
その会場を出て大手通を歩く
道路の向こうに丸専デパートの建物が目に入った
なんでもこのデパートは取り壊されて新しい高層建物が建てられるという

さて、今日は商工会議所である委員会が開かれた
この委員会は長岡市の観光と物産を考える会で
今日はその会議で
実際に長岡の物産を持ち寄って確認しようという企画となっている
出席者は70人ほどと大勢だ
最初は会議なのだが
その会議を早々に終えて、いよいよ交流会と物産の確認の会へと切り替わる
会場は別会場と言うことで移動してみる

交流会場に入ってみると、すごい
回りにいろいろな物産が所狭しと並んでいる

まず目に付いたのは
これ、サフラン酒なのだ
いつも摂田屋の鏝絵(こてえ)のある吉乃川酒造の蔵が話題になるが
そのとき、これはサフラン酒で儲けた蔵元の作った蔵と説明される
だから、サフラン酒という名前は何回も聞くが
実物は見たこともないし飲んだこともない

今日は、その実物があるではないか
聞いたら、今でも作って売っているという
どんな味なのかと思った

飲んでみた
なにやら薬臭いのかと思った
養命酒のようなものだと聞いていたからだ
恐る恐る口を付けてみた
どろっとした感触で
甘さがあって
思ったよりも口当たりが良かった
そんなに癖があるわけでもなかった
なにか拍子抜けしたような感覚だった

地元の酒蔵から集めてきたお酒がズラーッと並ぶ
初めて見る銘柄もあった
後で飲んでみようと思った

こちらは有名なお味噌だ
星六というと、あの漫画で有名な「おいしんぼう」で
この長岡にある摂田屋のお味噌やさんの味噌が取り上げられた
そう、食通や料理の専門家も目を通すという「おいしんぼう」で
この味噌が取り上げられたという
一度味わってみたいと思った味噌だ

ま、とにかくいろいろ集まっている
そう、これは車麩(くるまふ)、車麩といえば木宮、木宮といえば車麩なのだ
この車麩は煮物にすると美味しいのだ
ちなみに右に写っている梅酒
米百俵の栃倉酒造がつくっているという
じつは、私はコレを飲んだことはない
というより、そんなお酒をつくっていることも知らなかった
今回、この委員会で初めて知ったものだ
残念ながら試飲するチャンスが無かった
いや、本当はこのお酒がここに置いてあることも知らなかった
いま、写真を見たら写っているではないか
失敗した、その時にわかっていれば飲んでみたのに、残念

こちらは中之島の特産、大口のレンコン
そのレンコンで造ったお酒だという
箱には「ワイン風れんこん酒」と書かれている
したの箱は「大口れんこん羊羹」 と書かれている

ガンジー牛乳とガンジーアイスクリームだという
何かガンジーなのかと興味を引いた
しかし、説明を聞くと
ガンジーという種類の牛の乳で造ったアイスクリームと言うことだ
さっそくガンジー牛乳を飲んでみた
濃厚だと説明された
しかし、最初に濃厚な牛乳だと説明されていると
期待度がかなり高くなる
その高い期待度で飲んでみると
確かに普通の牛乳より濃厚なのだが
わたしが勝手にもっとネットリした濃厚な牛乳をイメージするものだから
そのイメージから見るとさほどでないと言うことになる
ま、これは私の勝手な想像というより
あまり濃厚な牛乳ですから飲んでみてくださいと言われると
期待度が上がりすぎておかしくなってしまう

アイスクリームを食べてみた
ま、これは美味しかった
濃厚なアイスクリームで美味しかった

こちらは寺泊地区
並べられているのは佐渡沖の海洋深層水を使った飲料水だという
ミネラルがタップリで身体に良いのだろうか
飲んでみた
ま、ミネラルタップリという気がしてきた
身体に良いような気がした

しかし、ふと思った
佐渡沖の深層海洋水の何なのだろうか
その時は素直に飲んだ
それは素直にミネラルウオーターだった
だが、深層海洋水は海水だからしょっぱいはず
しょっぱい海水は真水ではない
私が飲んだこの「深々」というミネラルウオーターは
何だったのかと思った

その時は気にもしなかったから説明書きなど読まなかった
単にミネラルウオーターとして飲んでいた
今になって急に疑問が湧いてきた

これは太巻き
長岡の太巻き
ここにピンク色したデンブが入っていれば昔のままだ
太巻きにはクルミが入っている
このクルミが美味しいのだ
小さい頃、お寿司と言えばこの太巻きだったような気がする

これは言わずとしれた栃尾のあぶらあげだ
あまりにも有名すぎるくらい有名なのだ
もう、全国区になった感がある


今日はこのあぶらげはいろいろ料理されて並べられていた
手前は「かぶら南蛮みそ」 だ
その味噌を野菜スティックに付けて食べようと言うことだ

これは「のっぺ」が用意されている
美味しかった

さて、会場内ではいろいろな説明がなされる

こちらは星野本店の「大葉味噌」

与板のコーナーにはいろいろ小さいミニチュアの道具が置いてあった
ちなみに、一番奥は鉛筆削りになっていた

これは、そう、与板の町の中で年寄り夫婦でやっている大判焼き
けっこう名物になっているが
改めて見ると大きいのだ
これはお話しで、一口だけ食べさせてもらえれば十分という感じがした

昔から長岡藩では「十分の杯」というものがあったが
なんとこれはぐい飲みではなくマスになっている
仕掛けは、このマスの裏を見れば穴が空いているから同じようだ
隣には「四六杯」なるものがあった
これは初めて見た

席について珍しいものをいろいろ食べてみた
そんな中で、近くにいた人が
高野先生、この汁が人気ですよ、無くならないうちに飲まれたらいいですよ
そんなことを聞かせてくれたので早速お椀に入れて飲んでみた
濃厚な出汁の出たおすましだ
実を食べるのかと思ったが
鍋の中には実はほとんど無く、スープばかりだった
コレは何かと聞いたら
はなびらタケとかと言った
けっこう美味しかった

各テーブルの中央には煮菜が大きな器に盛られていた

そう、打ち豆が入っていなければダメだ
食べてみた、うん、美味しかった
なんでも2月7日は煮菜(にな)の日と決めたなどとインフォメーションがあった

これは「えご」だ
海藻だ
考えてみると、今日は肉類は無く、海藻とか野菜とか煮物とか
実に健康食品ばかりだ
こういう昔からの食生活を積極的に受け入れてゆけば肥満など関係ないはずだ

先ほどのおすましの花びら茸だという

いろいろお酒が並んでいる中で
どれが美味しいのかと質問したら
結局、皆さん自分の地区のお酒を推薦するが
ま、いろいろ飲んでみるとどれも似たり寄ったりのような気がしてきた
そんな中で
飲食店関係の人に質問したらこれが良いという
飲んでみた、スーッと飲めた
水のように飲める
逆に言えばお酒じゃないようだ
確かに飲みやすいお酒だった
こんど買ってみようかと思った

なんばんみそが何種類かあったが
この山古志の「かぐらなんばん味噌 」がピリリとした味がして
「南蛮」味噌らしい味わいで
一番美味しかった

さて、途中で長岡歯車の社長さんというか歯車資料館の館長さんというか
内山さんが壇上でおもしろいものを見せてくれた
なんでもこの上の方の入れ物に水を入れると噴水になるという

早速水を入れたら、ホント噴水のように吹き出した
おもしろいものがあると思ってみた

ところで、いろいろ食べ物がいっぱいあった中で
何が一番美味しかったかというと
実はコレ
これは小国の人が作ったタクアンだという
このタクアンが一番美味しかった
味は懐かしい味だった
クセもなく美味しいタクアンだった、ホント

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