平成19年01月22日(月曜)

今日は一日中缶詰状態なのだ
そう、 支部税理士会の会合と新年会がある
私は役員をしている関係なのかどうかは別として、本当に朝から夜中まで税理士会漬けの一日だ
まずは会場となる料亭で打合せが始まる
書類が多い
料亭だから仲居さんがお茶を出してくれたりコーヒーをサービスしてくれたりと、ま、いろいろ出てくる
テーブルの上には書類とお水などが一緒に置いてある
すると、やはり書類を広げているモノだからお水をひっくり返すメンバーが出てくる

事実、このひもひっくり返してしまった
あわてて書類を持ち上げて
テーブルクロスがビショビショになったかと思ったら
おどろいた
こぼれた水はテーブルクロスの上でクルンクルンと動いているではないか
なにも染みこまないのだ
撥水加工が施されているのだろう

これなら「覆水盆に返らず」などということわざが無くなってしまう
お盆からこぼれた水はすべてお盆に戻せそうだ

会議は延々と続くのだ

窓の外を見た
広大な空き地が目に入った
確かここには大きな建物があったように記憶しているが
全くの更地になっていた
こんなにまちの真ん中でこれだけの更地があるのかと驚いた

しかし、最近はマンションラッシュであちこちにマンションが建っている
ここもそうなるのかなと想いながら見ていた

昔、「たわけ者」という言葉があった
あまり良い意味ではない
田んぼはまとまってあることが収穫やら農作業やらを考えると良い
ところが、親が子供に平等に財産を別けてあげようと思い
田んぼを子供の人数に別けて小さくしてやった
それはそれで、親の気持ちとしてはハッピーなのだろうが
結局、もらった田んぼは小さくなりすぎて効率が悪く
使いづらいこととなり、挙げ句の果ては手放すようなことになる
ま、そんなような意味だっただろうか
だから、子供に田んぼをばらばらに別けるなんて「たわけ者」なのだと

その意味で言うなら、大きなまとまった土地をバラバラと小さく刻んで分譲してゆく
マンション建築は、現代の「たわけ者」なのかもしれない

ま、よけいなことは考えないで
ようやく昼食となる
ここは料亭だから日本食の煮物やら焼き物が多く、私には助かる内容だった

だんだん日本風の料亭などが落ち着く気がしてくる、年なのだろうか、ハイ

さて、午後は会場を変えて例会やら研修会やらと始まる

また、お茶が出された

仲居さんが湯飲みを置くときに
お客様にどちらを向けるかキチンと直して置いていった

ふと不思議に思って湯飲みを見た
何やら文字が書いてある
それも内側にまず何か書いてあった
ちょっと読みづらかった
外側を見る
「釣瓶とられて」と読めた
するとその続きもおよそ見当が付いてきた
「もらい水」
そしてとなりの先生が
「千代女」 と読んでくれた
そうなればもう最初の句は決まった
それで内側の文字を見ると読めた

そう、「あさがおに」だ

ちなみに、この句は「加賀の千代女」という人の句で
有名な句だが、この「千代女」は(ちよじょ)ではなく
(ちよめ)と読むのだと調べたら書いてあった
なるほどと一つ勉強させてもらった

それにしても、この湯飲みはおもしろいと思ってみていた
だが、真冬に朝顔も無いか、などとよけいなことも考えてしまった、ハイ

最初は例会が始まる
前の席に座っているとライトで照らし出されて暑いのだ
きょうは確定申告関係の研修会も開かれるから
いつもより大勢の会員が集まっている

研修会が始まった
皆さん赤と黄色と黒の筆記具を出して必死でマークしている

配られた資料はかなりになる
もう大変なのだ
これを見るとだんだん確定申告が近づいてきたなと思う
ま、それが一番大切な研修の効果なのかもしれない

さて、無事研修も終了して新年会が始まる

長岡の綺麗どころが新年の踊りを披露してくれる

ここではテープで音を流すようなことをせず
キチンと三味線と謡いのお姉さんが生でやってくれるからうれしい

キチンと指先にも配慮がなされて踊りを見せてくれる
ま、私なんぞ詳しいことわからないが
キチンと作法を身につけたお姉さん方の踊りは見ていてきれいだ

さてさて、左のお嬢さんは最近登録された若い税理士さんだ
志乃姉さんと一緒に記念撮影なのだ


「宴たけなわではございますが」 と始まると
皆さん自分の席に戻って中締めが始まる
そんなとき
座敷の中央にお酒の瓶とビールのコップがポツンと取り残されている

先ほどまでここに車座になってワイワイと話が盛り上がっていたわけだ
そんな様子がまだ目に焼き付いている

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