平成18年10月29日(日曜)

この読み方をご存じだろうか
「げげじょう」ではない「しもげじょう」なのだ
「しも」というから「かみ」もあるかと聞かれると
「上(かみ)」ではなく単に「下条」という地名となる
この下条は長岡駅をはさんで、ここ下下条と丁度反対の位置にあり
距離にすれば10キロくらいだろうか、かなり離れている

ここはバイパスの脇になる
街路樹が美しい

さてさて、今日は新潟市の県民会館と言うところに行ってきた

始めていったところだ

目的は、新潟県高等学校地区文化祭写真専門展なるものを見に行った

ここは結構大きな建物で
ホールが大小二つ、ギャラリーも二つ、会議室は四つ、談話室が二つとなかなかの設備だ

どうも建物の入口に震災復興というような文字が書いてあった
HPを見ると
「昭和39年の新潟地震に対する全国からの暖かい義援金などを基に、新潟地震の復興を記念して建設されました」
と言う風に説明がなされていた
なるほど、新潟地震復興祈念なのかと理解した

建物の入口に置かれたモニュメントは「不死鳥 PHOENIX」となっていた

見上げたら不死鳥が見えた

やはり地震の復興はフェニックスなのだと納得した

建物の造りはコンクリート打ちっ放しということで昭和39年ころにしては
最先端のモダンな造りということだろうか
このころの打ちっ放しはコンクリートに型枠の木の木目をきれいに残して造っている
最近の打ちっ放しはほとんどこの木目はあまり見られないように造っている
ようするに昔の方がきれいで丁寧だったような気がする

隣のリュートピアに寄ってみた
ここは初めて入る建物だ

ポスターなど見ていたら
「柳都新潟」というような表現があった
よく言われることに新潟市は昔は多くの掘り割りがあり
船で行き来をいていた
その堀脇rを埋めて車社会に対応させた
だから今でも残っている地名は
西堀通り、東堀通りなどと名前が付いている
そして、その堀の土手に柳が植えられていたという
そこで柳の都、柳都(りゅうと)と呼ばれている

ということでここ、リュートピアはたぶん
柳都(りゅうと) とユートピアの造語ではないかと想像する

ここの建物はなかなか味のあるデザインが

このデザインはここで始めて見たものだ

なかなか良いデザインだ

建物もじつにモダンな造りだ

イタリアンのレストランがあるようだ

大きなステキな建物だ

屋上に上がってみたら
隣の体育館だろうか
独特なデザインの建物が目につく
代々木の体育館のようなデザインだ
昔、外国の映画でこんな建物の上をミニカーで走り回っている場面を見たことがある
そんな状況が目に浮かぶ

ここの屋上は屋上庭園になっている
庭園と言っても芝生がほとんどだが
そんな庭園越しにカメラを向けると
そう、ビッグスワンが目に入る
距離はかなりあるのだが
カメラを望遠にして写してみると 結構近くに写る

この建物のすぐ後ろは信濃川、結構船が走っている

一気に拡大、ビックスワンの屋根が見える

この船は網で魚を捕っているようだ

県民ホールの向こうには陸上競技場がある

これはそう、県庁だ

シーバス、信濃川を行き交うシーバス

不死鳥が陸上競技場を背景に日に輝いて見える

屋上から下を見下ろしたらこれは県政記念館だろうか

こちらは古町通だろうか

下に見える交差点は歩道橋が立体的になっている

屋上を散策している人の向こうに不死鳥が飛び交っているように見える

あちこちカメラを振り向けてシャッターを切っていた
電信柱がとにかくいっぱい目に入った

普段新潟市をゆっくり散策するようなことがないので
何がどこにあるのか余りよくわからない
知っているのはホテルや会議場などが主で
その他の施設となるとなかなかチャンスがない
今回の県民ホールにしてもリュートピアにしても初めてだ

こうやってリュートピアノ屋上から回りを見渡すと

いろいろな新潟市の中心的建物が目に飛び込んでくる

そして、それを次々とカメラの中に納めていった

なにか今まで目にしていたものを
カメラをとおしてみると別なものに見えてくることが楽しい
まるで顕微鏡で目に見えない世界を見て驚いているような感覚だ

カメラがどんどん新しい世界を見せてくれる

先ほどの高校生写真展を見て、そこにコメントしてあった審査員の言葉を思い出した
シャッターチャンスを自分で見け、ベストな背景を写すために自分が動き回ることが大切だと
そして芸術は芸(アート)と術(テクニック)だという

そんな言葉が頭に残っているのか、あちこち歩きながら目に映る景色がドンドン違って見える

そんな変化を自分の感性でつかんでカメラに納めてゆく

自分の感性で見えるものを単なる映像としてではなく響くものとして
その景色が放つ音を回りの音との響きの中でステキな響きになるように切り取ってゆく

そんな感覚が写真を撮ると言うことなのではないかと思い始めている

ホントに自分の位置を変えてゆくと世界がドンドン変わって見える

そして、なにか新しいエネルギーをカメラをとおして感じる

とってもエネルギッシュなエネルギーを感じる

なんなのだろうか、とても新鮮にものが見えてくる

今まで漫然としてみていたものにフォーカスすると

何かエネルギーがわき出てくる

おもしろい世界だと感じている

不死鳥も見るたびに違って見える

流れている水もカメラの中では止まって見える

光の中に浮かび上がる色が目に入ってくる

これはおもしろい

ここは屋上に川があったり公園があったり

芝生の公園の向こうに県民ホールと不死鳥が見える

人の背中で感情がつかみ取れたらいいなと思いながら写していた

これはブロンズ像の背中

隣の陸上競技場に火焔土器の点火台が見えた
そう、新潟国体、39年の新潟国体のときの開会式用に作られたのだろうか
そのときに新潟地震で中止になった
それから長い歳月が経って、もう数年でまた新潟国体がやってくるという
時間の経過を感じさせる火焔土器の点火台だ

芝生の公園で親子がサッカーをして遊んでいた

ビルに囲まれた建物の上に作られた屋上公園だ

駐車場は満杯、秋が深まっているのだろう、枯れ葉が目立つ

新潟は港町、海の町なのだ

朱鷺メッセにやってきた、大きなイベントがあると言うことで寄ってみた

ぬいぐるみが恐る恐る歩いている、脇の女性の手にしっかりとつかまって
恐る恐る歩いていた

南極昭和基地で活躍した雪上車だという

ここはロボットのパフォーマンスが実演されていた

子供がコミュニケーションロボットとコンタクトを取ろうとしている

舞台上には県知事も来て話をしていた

建物の外には佐渡汽船の大型フェリーが停泊していた

フェリーは船首と船尾を開けて車を下ろしていた

さて、私は帰ろうと思って自分の止めた駐車場に戻ってきた
自分が止めた場所はC4番の場所
ところがC4番に来てみたら車がない
本当に車が無くなっている
どうしようかと思った
車が勝手に移動するわけがない
どうしたのだろうと思った

私が車を止めて出て行くときにわからなくなるといけないからと
駐車券に番号を書いておいた
C4番と書いておいた
だから間違うわけがない
おかしい
ここは佐渡汽船の駐車場でもあるから
最近外国の方が車を勝手に持ってゆくという話も聞かないでもない
しかし、そうむやみやたらに持ってゆくわけではあるまい
どうしたのだろうかとなやんだ

おかしい、とにかくあちこち見て回ろうと歩き回った
C4だからABCでここは三階で間違いはない
おかしい

あちこち見て回ったが私の車は見あたらない
しょうがないので他の階も見て回ろうと考えた
とにかく全ての階を見て回ってから
警察でも届けでなければと思っていた

下の階に行ってみた
あれ、おかしい、上の階でABCと番号が振られていたと同じように
下の階でも同じような番号の振り方だ
あれ、おかしい、C4は三階だからCで無かったのか
あれ、おかしい、二階にもABCと番号がある

おいおい、これは、ひょっとすると、おい

あった、あった、ありましたよ
あれれ、ここもC4となっている
ありました、ありました、よかった、よかった

ここは階が違うと色が違うと言うことのようだ
C4は各階にあるが
ここ二階は赤で、三階は青色になっていた

私は自分でてっきりCだから三階と決めつけてしまったようだ
よかったよかった

ほんと自動車が無くなったらどうしようと悩んでしまった

今日はいろいろな意味で楽しい一日だった
帰りに三条で研修会に出席していた家内を迎えに行って
長岡へと帰宅した

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