平成17年10月01日(土曜日)

朝から窓の外でにぎやかな声が聞こえる
どうもソーラン踊りをやっているようだ

何だろうと思ってベランダから見下ろしてみると
どうも目の前の公園でその脇にある保育園の運動会のようだ
運動会のスタートに全員でソーラン踊りを元気良くやっているようだ
というより、肝心な踊っているところは木の陰で見えない

今日は米寿のお祝いに呼ばれた

地元若鳶(とび)会のメンバーによる木遣り(きやり)から祝宴はスタートした

勇壮なまとい回しはなかなかの「まといさばき」だった

地元芸者衆による十日町小唄や長岡甚句、佐渡おけさなどと踊りが続く
見ていても佐渡おけさは何となく和む(なごむ)というか聞き慣れているから安心して落ち着く感じがする
十日町小唄は歌の文句を聴いていると、なかなか色っぽいなあと聞いていた

十日町小唄(http://www.benben.jp/minyo/2_tokamachi.htm)より

越後名物数々あれど
明石ちぢみに雪の肌
着たらはなせぬ味の良さ
テモサッテモソジャナイカ
テモソジャナイカ

娘盛りを何ょして暮らす
雪に埋もれて機仕事
花の咲くまで小半年

雪の夜語り囲炉裡に更けて
帰しともない人がある
ままよ積るなら一、ニ丈

窓にさらさら小雪の音を
聞いて寝むれる夜もすがら
やるせないぞえ雪明かり

人が見えたら横町へよけて
雪のトンネル隠れ場所
恋の抜け道回り道

謡い(うたい)を一曲ということで取りだした本を見ると
金春流と書いてあった
そう、長岡にはこういった流派の先生がおいでで、昔からの伝統や文化が脈々と息づいている

ふと袴(はかま)の帯しめが目に入った
体の前で十字に結んであるところが印象的であった

今日の会場は結婚式場などでもよく使われているところだから
壁にはこんな鶴の絵が描かれている

他の人でやはり袴姿は、帯は体の前で上手に十字に結んである

かれは司会者なのだが、最後の万歳三唱の時に壇上に上がって
万歳のやり方や故事来歴などとうとうと口上を述べていよいよ万歳三唱を大地からのエネルギーを引き出すように
うなり声を上げながら

うぅうぅうぅ・・・ばぁんずずずぁ〜いぃ

とやってくれたのだった

無事祝宴は終わり自宅に戻って一眠りした
昼酒は酔っぱらうのですよ、ハイ
ところが、ところが、今日は宴会のダブルヘッダーなのですよ、ハイ

夜はまた宴会があって、出かけてゆくことになっていて

それも二次会三次会と夜の殿町を徘徊するわけでして、ハイ

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