平成17年9月19日(月曜・祭日)
ちょっとドライブがてらに「杜々の森」の水を汲んでコーヒーを飲もうと言う話になった
この「杜々の森」は「トドのもり」と読む
日本名水百選に選ばれた水と言うことで多くの人が訪れる
皆さん水を汲んで帰ってゆく
この森は奥が深い森だと地元の人はいっている
そんな深い森の中でわき出す水だからおいしいのだという
森林浴にもよろしいようで
やはり緑の多いところは落ち着きますね、ハイ
あいにく小雨交じりの天候ですが
ひっきりなしに人が訪れてきます
この湧き出している水を
みなさんポットやポリタンクに入れて帰ります
最近ではこの地区の婦人会などがポリタンクの販売や
朝取り野菜の即売会などやっており
また、近くに何か建物もできて
簡単な食事くらいできるようです
この日も、駐車場には警備員が常駐していました
すっかり、この杜々の森は有名になったものです
ここは、私のところから
そうですね、30分か40分程度でしょうか
ちょうど軽くドライブ程度
そんな手軽な場所です
ついでなので、ここから山古志方面に向かって見ました
やはりすごいです、ガードレールのコンクリートごと落ちて、ワイヤーで引っかかっています
山はあちこち崩れ落ちています
山古志に入る一本道には警備員がいて許可証のない人は入れません
ここではまだ山古志村と書かれています
いまは合併して長岡市古志となっています
ここは栃尾から一番山古志に近い田代という地区です
この地区の民家は誰も住んでいないようです
古い民家が崩れかかっています
野の花はきれいに咲いてくれていることが、心を和ませてくれます
地区には地区のしょう油や味噌があると誰かが言っていたことを思い出します
ここは半蔵金という地区で、一番の建物はこの小学校です
ハザ木に稲をかけて干しています
昔は皆こうやって稲刈りの後は木に縄を張って稲を干すのが当たり前でした
いまでは機械で乾燥させるから米が割れると聞きます
売り物の米は機械で簡単に対応して
自分たちの食べる分だけはこうやって昔ながらの自然乾燥させる
なにやらおかしな話です
売り物は手抜きで、自家用は丁寧
普通のお店と逆です
それが当たり前と思っているからまたおかしな世界なのです、農家は、ハイ
ほんと、県外車の工事用の車が目に付きます
ちょっと脇道には入るとあちこちで通行止めになっています
地割れしたところから雑草が生えてきています
栃尾の道の駅に寄ってみました
売店にはお店毎のコメントと、自慢の商品が置いてあり、人気の商品は品薄になっていました
かわいらしいお菓子が目に付きましたね
そう、手まりが栃尾は有名ですから、当然展示販売しています
車麩が置いてあります、私など昔からこういうものだと思ってみていたから珍しくもないのですが
麩がこんな形になっているのはここいら辺だけのようです
煮付けによく入っていたことを思い出します
栃尾は織物が有名、実際に使っていた織機だそうです
農家の主婦が冬の間この機械をつかって織物を織っていたと言うことです
そういえば、十日町も織物の産地で、今でもこの織機を作る職人さんがおいでと言うことだそうです
細かい作業です
何本もの糸を並べて織って行く
大変な作業です
栃尾の道の駅の前に、火炎土器が置いてありました
ここでも火炎土器が出土しているようです
その台座にカエルがへばりついていました、ハイ
栃尾の帰り道、長岡の浦瀬から町に向かって進んでいる途中
八丁沖の古戦場跡地の記念碑を見つけて寄ってみました
農家の近くを通るとみなさん稲刈りが進み
籾殻が出てきているようで
これは昔は刈り終わった田んぼに撒いていたり、モヤしたりしていたのですが
その煙が一斉に皆さん燃やすものだから高速道路を走っている車が
ヘッドランプをつけないと走れなくなってしまうほどのことがあったり
なんでも環境によろしくないとかで
現在では燃やすことは禁止されているので
こうやって袋に詰めて処分してもらっているようです
夜、「風姿花伝」という本を読んでいました
「秘すれば花なり、秘せずれば花なるべからず」と世阿弥は言っています
現代の情報公開時代に必要な言葉かもしれません
なんでも見せればいいってもんではないということです
見えないくらいが本当は花