平成17年9月13日(火曜日)その2

大学校の回りは住宅地と学校が集中している地区のようだ
なんでも医大がこの地区の中心のようだ
新潟から飛行機に乗るまではノーネクタイでクールビズだったが
こちらに来たらやはりそれでは寒いので
マフラー代わりにネクタイを締めた

この日は、午後時間がとれるので旭川と言えば、そう、話題の動物園に行ってみたいと思っていた
そんなことを事務局の人に話したら案内してくれると言うことで早速出かけることになった

驚いた、動物園の入り口は大変混雑している

修学旅行の学生だろうか、その他に幼稚園の園児やら、とにかくすごい人出だ

最初に目に付いたのは「もぐもぐタイム」という掲示板だ

入り口右にある鳥のコーナーは人が鳥小屋の中に入るという発想だ
サファリパークと同じで人が鳥小屋の中に入って見て回ることで網越しに見ることが無くなっている

ここは旭山という山の斜面にできた動物園だから坂が多い

ペンギン館に入ってみる

入り口から水槽のなかを通り抜けペンギンのいっぱい居るコーナーへと続く

あちこちに手作りの案内がいろいろ表示されている
なんでも職員がいろいろ調べたことなどもわかりやすく展示されている

各建物の入り口に職員が案内している
案内係というと若い女性が案内するものだと思っていたら
ここは、みなさんご高齢の方のようで、若い女性の案内係と言うような人は
あまり目に付かなかった

こんどはアザラシ館、建物の中にはいると中央に大きな透明のパイプが見える

その回りで皆さんカメラを構える

するとその中をアザラシが通り抜ける
皆さん歓声を上げる

なんとなく、そう、クラゲがきれいだなあと思ってみている

じつに手作りの説明板だ
「華麗に変身」とカレイの展示場所に書かれている
そうそう、ここの飼育係は飼育だけではなく、飼育展示係と呼ぶのだそうだ

建物の外に出ると、先ほどのアザラシの水槽が見える
この水槽の中央部に穴が空いていて、例のパイプを通って泳げるようになっている

ここはシロクマ館、すごい人で入れない

何とか中に入ってみると、ちょうどシロクマに餌を与えていたようだ

シロクマが水浴びするため、手前の水槽に飛び込む
それをこちら側から観客が見られるようになっている
シロクマの生態に合わせて見られるように建物が工夫されている

やはり手作りのいろいろな説明があちこちに張ってあった

なにやら行列ができていたので並んでみた

おとなはこちら、子供はあちらと書かれて

これはのぞき穴なのだ

この穴から顔を出すと

そこはシロクマのオリの中なのだ

のぞき穴を見て戻ってくると、先ほどのガラス張りのところに出る

バシャーーン、ドボーーンという感じでシロクマが水に飛び込む
水の中で二頭で戯れる
水槽の水がガラス面を打ち付ける
観客はそこでジーーーッと見続けている

建物の外に出てみる、シロクマが目の前にいる

これは下から潜望鏡のように見ることのできるカメラとなっている
先ほどののぞき穴の他に、のぞき穴まで階段を上がることが不自由な人のための潜望鏡だ

上からシロクマを見下ろせる

先ほどの水槽で二頭のシロクマが戯れている
ということは、手前のガラス張りの部屋から皆さんがのぞいているということだ

これは先ほどの私がのぞき見したところだ

見ていると、次々と人が頭を出して

回りをキョロキョロ見渡しているのがおもしろい

園内を見渡す、はるか向こうに旭川の街が見える

観覧車もあって遊園地だ

こんどは熊さんだ

目の前を歩いてゆく

ここはおもしろい、オリが頭上まで張り出している、そこでヒョウが、そう目の前で寝ている

こうもり傘など持っていれば届きそうな高さだ

ヒョウが高いところに登って昼寝する習性を活かして作ったオリだという

ホント、目の前にいる

なかなか工夫されている、動物の習性を逆手にとって見せる工夫の跡がうかがえる

こんどはトラだ、これもまたすぐ目の前を歩いている

近すぎておしっこをかけられるという

ここはニホンザルの建物

ガラスの向こうでさるがひもにぶら下がりながら餌を食べている
ガラスのこちらにもひもがぶら下がっていて、観客が同じように写真を撮っている

猿に挑戦ということで

猿のオリの中にある遊具と同じものが

脇の砂場に置いてある

ちょっと休憩をして、これは旭川ではなく旭山、そうここは旭山なのだ
ここの動物園のプリンだという
早速購入して近くのベンチで食べながら一休み

リスがコチョコチョと動き回っている

オラウータンのオリだという

高いところから完全に見張られている

これがオラウータンのオリなのだ

しかし、よく見ると天上に綱渡り用のロープが張られ

隣のオリへとつながっている、というよりこちらが本宅、今いるところがテラスのようなものだ

テラスの回りには大勢の人が見上げている

こちらは最近オープンしたばかりというテナガザルのオリだ

やはりオラウータンのように空中に張り出した場所にテナガザルが遊んでいる

じつに動物の習性を利用して見せる工夫がなされていると感じた
なんでも、ここは旭川市の運営で、何年か前までは誰も見に来ないさびれた動物園だったという
ところが園長が替わってから職員のアイディアを活かして工夫し始めたら来園者がドンドン増えてきたという
ここは本来顧客志向で工夫したと言うことより、動物に少しでも習性に合わせた環境を作ってやることを
目的としてやってきたという
その結果が現在の迫力ある動物の生態を目の前に見せることができるようになったという

動物園からの帰り道、とにかく一本道が真っ直ぐ延びる

北海道も実りの秋となっている、と話したら、「いや、収穫の秋です」と言われた
実りは過ぎて収穫が進んでいるということらしい
通常ならもうすぐ山には初雪が降り始めるという

大学校に戻ってきた、ここは講師控え室

夕方から、担当職員と街中に出かけましょうということで付いていった
居酒屋に入っていろいろなものを注文して食べてみた

メニューを見たら「ザンギ」というような表示があった
何だと聞いたら唐揚げのことだという

ここの通りが一番賑やかな夜の繁華街だという、確かに人出があって賑やかな場所だ
昼間、蜂屋のラーメンを食べたと話したら、地元の人が「あれが旭川のラーメンだと思われたら心外です」という
それならばということで再挑戦しましょうとおすすめの旭川ラーメンの店に行ってみた

基本的にはしょうゆラーメンということだ

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