平成17年09月04日(日曜日)

今日はいろいろなスケジュールが予定されていたが
結局法事と言うことで全てキャンセルとなった

長岡の古地図をみるとこのお寺は必ず名前が載っていることを住職に話したら
いや、自分のところは長岡藩主牧野様が長岡においでになったとき
この地に移動させられてお城の守りとして信濃川に近い方に
城の砦という位置づけでおかれたのだという
もとは蔵王にあったという
そう蔵王とは長岡の蔵王神社のことで
牧野の殿様が長岡に来る前は
蔵王に砦を構えていた
堀丹波之守、たしかそう聞いているが
その堀氏が長岡を支配しており
新潟県内でもここ蔵王神社も相当な力を持っていたようだ
その堀氏は牧野様がきたことで、村松方面に移されたと聞く


そういった関係で、ここのお寺はけっこう古いお寺と言うことになる
お寺の屋根も大きく美しさがある

階段の手すりにつけられた飾り

法事が済んだ後、せっかく遠方から親戚が集まったのだから
地震の爪痕を見てもらおうということになって
まず自宅にご案内し
途中中沢の近辺も説明し
悠久山の仮設住宅
高町団地と車でご案内して
妙見の崩落現場へとお連れした

皆さんはやはりテレビで見たことのあるこの現場には
やはり興味を示していた

こちら小千谷方面から見た妙見の現場は
工事用にけっこうあちこち削られていたりして
迫力に欠けるが
その手前の山の斜面崩落現場は
まさに地震による山の斜面崩落を目の前に見るので
みなさん地震のこわさを実感していただけるようだ

こんどは長岡方面から見てみようと向かった

ここはやはりすごい

道路そのものがそのまま落ちている
ガードレールは引きちぎられて落ちている

見ればガードレールが垂れ下がった状況が生々しさを伝えている

やはりこの状況は保存すべきだと私は思う

地震とはかくもすごいものなのだと、だから対策を怠らないようにしなければ

現場にペットボトルに差し込まれた花が目に入った

そう、この現場は例の親子がこの崩落現場で土砂に飲み込まれて

なんとか男の子だけは助け出されたが
母と女の子は命を落としてしまった現場だ
手向けの花が置いてあった
手を合わせる心境になる
このままできる限り保存を考えて欲しいと私は思っている

先日市長とお会いしたとき、ここは保存するのかとたずねたら
「知事はそのつもりだと思いますよ」と返事が返ってきた
そう、ここは県道になっているから新潟県の管轄なのだ
ここを保存するかどうかは新潟県の判断なのだ

親戚の方々には両親のマンションに寄っていただいて
落ち着いてから駅までお見送りさせていただいた
皆さん口々に地震のすごさを実感したことを語っておられた

さてさて、これは日赤病院だ、なかなか高い建物だ

食事をしようと言うことで
最近できたお店に寄ってみようと探して行ってみたら、予約で満杯と入り口に書かれていた

外から見える店内の雰囲気はなかなかである

ここは別のお店だ
ここの奥様がオペラ歌手ということで有名なお店
ちょうど奥様もお店が混んできたからか、お手伝いに店に出てきていた

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