平成17年7月16日(土曜日)
今朝は雨、雨に降られて長生橋など見えない
今日は朝6時台の新幹線に乗って大阪に行く
新幹線の中はとにかく寝る、ひたすら寝る、寝続けた
首が痛くなる、体が痛くなる、足がふくらむ、しかし寝る
なんとお昼前に新大阪駅に到着だ
荷物をホテルに預けて、いざ出発
ロボカップ世界大会会場へ
ホテルのフロントで「ロボカップの会場に行くにはどうすればいいですか」と質問した
「え、え、チョットお待ち下さい、係りのものを呼びますから」
実に反応がない
世界大会なのだから、なにかもっと有名であって欲しいと
結局係りのものも、私が言った言葉をキーワードにしてインターネットで検索して
私が見ていた公式HPと同じものを、というより私がこれあれ、と指示して検索させたのだが
プリントアウトして電車の乗り換え方法などを教えてくれた
まずは、環状線に乗り、地下鉄に乗り換えるのだが
その地下鉄が地上を走っているところで乗り換える
地下鉄の切符売り場でやっと見つけた「ロボカップ」の文字
やっとうれしくなってきた
どうもこれが会場らしい、らしいとしか言いようがない
もっと派手に「ロボカップ」「ロボカップ」「世界大会」という感じでポスターやら看板やらがあると思っていたが
なんと、全然世界大会らしくない、単なる見本市会場という状況だ
会場入り口近くで、やっと見つけた案内板をみると
確かに「ロボカップ2005大阪」と明示されている
当日券は1,200円というから支払ながら
明日も来るから前売り券は無いのかと聞くと、それはないと答えが返ってきた
会場は非常に大きな見本市会場だ
その中の3会場を主に使って大会が開かれているようだ
早速どこに行くべきかパンフなど見ながらチェックしてみた
当然、私の地元の小中高等学校が出ているというジュニア大会をチェックすることになった
会場に入ってみる
どこで何をやっているのかよくわからない
何となくここいら辺だろうということで見て回る
いくつも競技場所があって
各々で戦いが行われている
どれが何だかよくわからないので
まずは、どれか見てみようと見ていたら
どうもこれは左が中国チームで右はドイツチームらしい
審判はシンガポールあたりの人らしい
ルールもよくわからないが
なにやら審判が言っているがわからない
ま、とにかく2台のマシンを使ってオレンジ色のボールを
アイテのゴールに入れればいい
5ポイント先取したほうが勝ちらしい
マシンは自力で判断して動くようになっている
オレンジ色のボールに反応してボールを追いかけるが
両者押し合いになって動かなくなることが間々ある
そんなときは審判がボールを取り上げて別の場所に置く
その置き方がけっこう優劣を替えてしまう
それより、オイオイ待て待て、長岡坂之上小学校はどうした
どこにいる
それを探そうと思ったがチーム名と国名しかわからない
坂之上小学校のチーム名などわからない
ゼッケンもJapanとしかわからない
たぶんこの子達だろうと思うあたりに行ってみた
とにかく日本チームを探す
そこが中国チームと対戦しているようだったが
どういう訳か知らないが
競技が中断している
日本の国旗を肩にプリントしたユニホームを着ているので日本チームとわかるが
彼らが新潟県出身のそれも坂之上小学校ですかなどと聞ける状況ではない
皆、ピリピリしていて必死な状況だ
中学生くらいだろうかパソコンとにらめっこ
結局、我々の探している坂之上小学校チームはどこにいるのか、すでに敗退したのかわからない
ただ、中学生の日本チームは見つけたが試合が中断しているようだ
よくわからないので会場の他の場所を見て回った
四足ロボットによるサッカーが行われていた
ソニーのアイボを使ったサッカー試合なのだ
けっこう歩き方に愛嬌があり、首を振りフリ動き回る様は見ていて楽しい
オレンジのボールを認識すると近づいて行き、首でボールを挟むと
床に胸を押しつけるようにしてボールを前方に飛ばしたり
あごでボールをわきにパスしたりとなかなか多彩なテクニックを使いこなす
見ていてけっこう楽しく、愛嬌のあるアイボによるゲームだ
同じ会場にもう一つコーナーがあったのでそこに行ってみた
ダンスチャレンジというジュニアの競技でロボットとダンスを組み合わせたエンターテイメント性のある競技だ
競技開始には30分ほど時間があるが、場所を確保するために観客席の後ろ通路に立って場所を確保した
中国チームの女の子がかわいいのだが
中央のロボットはたいした動きをしない
ロボットより人間のダンスパフォーマンスで見せたチームだった
今度は日本のチームで風船を使ったロボットで
大きさが有って少しはアピールするものだった
これは土曜日のパスで、目に付くところに張り付けておけという
イギリスだったかのチームで、仮面をかぶった踊りはけっこうよかった
で、足元にいたロボットは羽はきれいだったが動きは地味だった
英語の挨拶文を棒読みしていた日本のトリプル・ブラザーズ
ロボットは図形を認識して自動で動く設定だという、踊りも地味だった
カナダだったか、操り人形と
裏から投影したプロジェクターを使って環境をテーマとしたストーリーがあって楽しかった
隣ではジュニアのサッカーが熱を浴びていた
これは、レーザーを発するボールを2台のロボットが追いかけてゴールに入れる競技
しかし、ほとんどはこぼれ玉勝負になってイマイチ迫力に欠けるが
当事者はすごい熱が入って、回りの応援も熱くなっている
会場の所々でいろんなデモをやっている
これは二足歩行のロボットがボールを蹴るデモだが
けっこう倒れるようで、ロボットに肩ひものようなものが付いていて
それを手で持って倒れても大丈夫なようにして実演してくれたが
なんとなく、二足歩行はまだまだなんだと思ってみていた
別の会場に行ってみた
ここはヒューマノイドリーグと表示され人型ロボットによる対決だという
会場は人気で人が多くて良く見えなかったが
けっこう小型だったが精度の高いロボットだった
このロボットは昨年の世界大会優勝のチーム大阪のロボットだ
足の動きも細やかに結構早く
そして何より、ボールを蹴るときは、片足をゆっくりと後ろに上げて
確実にボールをドンと蹴る
そして、カメラを首のところに上向きに備え付け
頭のところで回り全部がカメラに写るように鏡が設置されているという
だからこのロボットは360度全部の位置が見えており
後ろにボールがあっても認識している
だから行動が早く迅速だという
それに比べて、相手チームのロボットは
倒れたら、倒れたまま無駄に動いている
解説者によれば、あれは自分が倒れていることを認識していないと
そう、ロボットにとっては倒れたことさえ認識されないロボットも多い
人型ロボットはとにかくカメラが狙っている
外国の方の図体の大きな壁があってほとんど見えない
見たいけれど見えない、見られない
3時過ぎにようやく昼食を取ることになった
メニューを見たら「揚げソバ」
なるものがあった
何だろうと思った、たぶん天ぷらソバか何かだろうと推測した
食券販売所のおばさんに、揚げソバってなんだと聞くが
何を言っているのだという感じで返事が返ってこなかった
そこでとにかく頼んでみようと注文した
出てきたのは「あんかけカタ焼きそば」だった
ここは文化の違う場所に来たのだと初めて認識した
とにかく暑い
新潟を出るときは雨でじめじめしていたが
大阪は暑い、34度だという
会場から出るとモワっとする
疲れた、しばらくそこで休んでいた
会場の外に途中経過が掲示されていた
人型ロボットのPK準決勝はシンガポールチームと日本のチーム大阪が勝ち抜いたようだ
違う会場に行ってみた、人だかりが出来ていた
アンドロイドだという、ほとんど人間そっくりのロボットと言うことだ
チョット気持ち悪い感じもしたが、けっこうそこいら辺にいそうな雰囲気だ
ここはレスキューロボットの競技場だ
所々にマネキンの手が出ている、それをいかに早く数多く見つけだすかの競技だという
他のロボットとは違う動きをしている自立型のだった
左のロボットは赤い風船を見つけて軽くつかむ、風船を割らずにつかむ
ちなみに右の女性はアンドロイドではありませんでしたが、一瞬アンドロイドではないかと思ったりした
鉄人28号のロボットが置いてあったので記念写真、パチリ
佐渡おけさに合わせて踊るロボットだという
けっこうおもしろい動作をする
これは小型ロボットリーグということでけっこうスピードがある
本体そのものがもっているカメラと、フィールドの天井に付けられたフィールド全体を見渡せるカメラ
このカメラ情報とを合わせて相手の位置やボールの位置を判断して動く
キチンとフォーメーションが出来ていて敏速に動くのでけっこうおもしろい
作業エリアではスタッフが黙々と修理作業をしていた
会場では準決勝ということで解説が入ってルールや各チームの様子など解説してくれた
黄色チームと青チームに色分けされ
各ロボットは守りにつくものや相手にマンツーマンで、いやマシンツーマシンで相手を追いかけるモノ
などと実に巧みなプログラミングがなされていると思った
対戦はドイツチームとシンガポールチームという
けっこう迫力ある戦いだったが
ドイツチームがこの戦いに勝ったようだった
皆抱き合いながら喜んでいた
今日の予定時間を過ぎて会場を後にすることにした
おいしいものを食べようと、繁華街のある店に入った
今日のメニューが和紙に手書きで書かれていた
とにかくメニューが多く、何を食べようかと迷ってしまう
珍しいものを食べようといろいろ見たがよくわからなかった
関西だからハモ料理などといろいろ好き勝手なことを言いながら
実においしく食べた
ここの料理屋さんのトイレに飾ってあった
いろいろ出てきた料理の中で、このにんじんをチョウチョの形に切って飾ってある
この飾りがおしゃれだった
これは「カチンかゆ」だという
カチンとは餅のことらしい
ようやくホテルに戻ってきた
ホテルの部屋に見晴らしの良さを売り物にしているのだろうか
窓から見える景色の説明図が置かれていた
早速窓のカーテンを開けてみた
なかなかのアーバンな景色が目の前に広がった