平成17年3月16日(水曜日)
確定申告こぼれ話
30代のご主人が新規開業した
今回が初めての確定申告となる
事業は思いの外順調でこのままだと来年は所得が結構多くなって税金の負担も多くなる
そこで我々は当然専従者給与という話をする
そもそも奥さんがご主人の商売の手伝いをしても給料を払って経費に上げるという考え方は無く
事業主であるご主人の所得から扶養控除とか配偶者控除というやり方でご主人の税金上
一定額を控除することが原則となっている
これは家族が家業の手伝いをすることは当たり前のことで、そこに小遣いとして手伝い賃を払っても
それは家族の生活費の一部と考え、家業の経費とは別物ととらえることが原則となっている
その背景としては、家業程度の人は帳面などキチンと付けていないだろうし
現実に家業の手伝いをしたから支払ったものなのか小遣いとして払ったものなのか明確になるのか
というようなことが問題として取りざたされ
結果として青色申告をしてキチンと帳簿を付けているところなら
青色事業専従者として事業の手伝いをキチンと行っているのであれば届出により
事業の経費にしても良いのではないかということから
青色事業専従者は労務の対価として支払った家族に対する賃金を事業の経費として認めることとなった
ここで事業専従者という場合、「専従」なのであるから片手間で手伝う場合は「専従」とならない
だから奥さんが昼はパートに出て、夜はご主人の事業の手伝いをするというケースは「専従」でない
奥さんがパートを止めてご主人のお手伝いを「専従」でやらなければならないから
ということを話す
そこで、先のご主人に聞くと奥さんはパートに出ているというから止めて「専従」で手伝うのかと質問する
「家内に話したら、今月で止めると言っていたのにいっこうに止めないから、やる気がないのかと思ってそれ以上話はしていない」
と答えが返ってくる、そうですかというような話になって翌日、奥さんがおいでになったとき話を聞くと
「パート先に止めると話したら止めないでと頼まれたので止めづらくなって
それより私のことを頼りにしてくれているのだと思ったらうれしくなって、もう少し続けてみようとおもった」
というような話がかえってくる
結局、奥さんは自分が頼りにされているとパート先に言われたのでうれしくなったと言う
たぶん、ご主人がもっと奥さんに「おまえが頼りだから頼む」と言えば奥さんもパートをすぐ止めて事業を手伝ったのだろうと思った
ご主人が奥さんのことを気遣うあまり言葉少なくなって、奥さんとのコミュニケーションが悪くなっているような気がした
やはり事業をやろうと思うのであれば奥さんの全面的なバックアップをもらって夫婦でやってゆくと言うことが大切だと思う
そのためには夫婦のコミュニケーションが最も大事なことではないかと思った
昨日は確定申告の打上と言うことで慰労会があった
料理も盛りだくさんで、「とにかく皆さんご苦労様でした」と宴会が始まった
どうも最近サインマークが気になる
宴会はドンドンと盛り上がってくる、ビールの王冠もドンドンと溜まってくる
我が社の事務局長は若い女性陣に囲まれて上機嫌
無事、宴会を終わって二次会、三次会と続く
春ですな、久しぶりに殿町に飲みに出た
今朝は穏やかな朝を迎えた
今日のカーテンチェック
今日は燕市での講演だ
燕市の結婚式場が今日の会場だ、ここは鉄工所などが多い地域のため
宴会場の玄関には「安全靴」をはいてくるお客様も多いのか
こんな看板が置いてあった