平成17年01月03日

正月三日目、穏やかな冬の日差しが差し込んで室内が柔らかい空気に包まれる

息子が英国土産で買ってきた紅茶を飲もうということになった

ちょうどもらい物の美味しいケーキもあるし、ということでティータイム
紅茶に一時凝ったことがあった、しかしながらなかなか美味しい紅茶に巡り会うことが少ない
今まで印象に残っている紅茶というと、英国航空の機内で飲んだ濃いめのこくのある紅茶が印象に残っている

雪の降った後は空気がきれいなのか、山々が遠くまできれいに見える
久しぶりに弥彦山がきれいに見える、山の稜線がクッキリとしていることで、その先に佐渡があることを想像させる奥行きがある空の広がりだ

家々の屋根は白く、長生橋もきれいに見える

久しぶりに中沢三叉路を通る
一番角のクリーニング店はブルーシートで覆って前の店は一番最初に取り壊された
クリーニング店から手前2軒が昨年暮れに取り壊された
きれいにアスファルトがしかれて駐車場のようになっている

三叉路のあの傾いた電信柱は被災地帯の入場門のように見える
なにかシンボルのような印象を受ける

取り壊された三軒の左隣、このお宅も相当な被害を受けたはずだ
ブルーシートで全面的に窓が覆われている

これは悠久山バス停終点のところにあった古いお宅の跡地
悠久テニスの手前のお宅というか、私が地震の数日後にここの方に話を聞いたらもうめちゃくちゃだから取り壊すしかないと言っていたお宅だ
やはり取り壊されたようだ

悠久山の蒼柴神社正面参道
プールの脇道とでも言おうか崩れた石材に雪が積もっている

蒼柴神社正面参道、桜並木、倒れた石灯籠はそのままのようだ
変わったのは両側に仮設住宅がびっしりと建っていることだ

仮設住宅のクリスマスツリー、後ろに見えるのは長岡大学の校舎

こちらは仮設住宅越しに県営プールが見える
ここの仮設住宅は栖吉地区の方が入っておられるという
我が家の同じ町内の方も何軒かこの仮設住宅に入居されたようだ
結露が激しくて困りますというような話も聞こえてくる

仮設住宅の脇で雪だるまを作って遊ぶ子供達

悠久山バス停の待合室の中も亀裂が入って使えなくなったという
臨時に別の待合室か作られていた
手前は先ほどの角にあったお宅の取り壊された後地
雪が降ると全てを覆い隠してくれるから、傷跡を隠してわからなくしてくれるようだ

悠久山の野球場前の並木、いつ見ても良い眺めだと思う

我が家の外観

庭は雪で埋まっている

池の鯉もひっそりと冬眠に入ったのだろうか

雪囲いは職人の仕事だ

プロの仕事は美しさがある

近所の様子

我が家の裏手、電信柱が傾いているのはそのまま

この柱も傾いて、向こうのお宅も傾きっぱなし
全てが傾いている

こちらのお宅は雪の上に足跡が無いからだれも出入りしていないようだ
というより出入りできない状況だ

道路の雪は雪国らしい風情になっている

右手に我が家が見える、我が家の左隣のお宅は取り壊しされるとか
あちこちで取り壊しが始まると景色もかなり変わってくるだろう

蒼柴神社の下の駐車場に先日まで自衛隊の野営部隊が常駐していたが
いまは除雪車が待機している、毎日朝の3時になると除雪車が除雪に動き出す
私はこの除雪車のディーゼルエンジンのかかる音を聞いて3時になったと時計代わりにしていた覚えがある

蒼柴神社に初詣参拝に来られる人がけっこうおいでだ
ちょうどこの時、向こうから歩いてくる人を見たら私の同業者の先生がご家族で初詣の帰りで、早速新年のご挨拶を交わした

除雪車のヘッドライトは乗用車より上の位置に付いているから
よる吹雪の中で前方から除雪車が来るとものすごく上にヘッドライトがあるので何が来たかとビックリすることがある

神社の入り口というより、ここは本当は裏口なのだが、表口は例の橋が落ちているから
こちらからしか参拝できない
この入り口に甘栗とたこ焼きだろうか焼きそばだろうか、そんな屋台が出ていた
昔はもっと屋台が多かったような気がする

我が家の前の田んぼに雪が積もって白い世界が広がる
富岡ホワイトの世界が広がる
ちなみに富岡ホワイトとは、画家の富岡氏が雪景色を好んで書くことから、彼の雪景色の色使いを富岡ホワイトと呼んでいる
富岡ホワイトの美術館が六日町だったろうか石打だったろうか、国道を湯沢方面に走ってゆくとある

地震でつぶれて早々と取り壊しをした畳屋さんの跡地だと思うけど
鉄筋工事が始まっていた

例の中沢三叉路、右端がクリーニング店の取り壊して残った自宅
その先2軒は取り壊されてきれいになっている、さらにその先のお宅もブルーシートで囲われている

取り壊し後はアスファルトがしかれてビニールホースで消雪用の水が出ていた
まちの姿がドンドン変わってゆく
あちこち取り壊しが始まってまちが変わってゆく
これも時代の中で生まれ変わるための「脱皮」なのだろうか

ここは確か何かの工場だったような記憶がある、ほとんど取り壊しを完了している

ここは以前、真電が在った場所で、その後ドラッグストアーが入っていたが
そこも撤退して、現在は空き家になっている
不思議とお店の出入りの多い場所というのはあるようだ

福島江の橋の上から付属学校が左に見える位置で撮影

長岡商工会議所の一階外壁の造形、前の砂の上に雪が積もってきれいになっている
雪は全てをきれいにしてくれる

デパートの新年のご挨拶、

大手通地下駐車場の営業時間の案内
だいたいここは営業時間が短くて使いづらいという声をよく聞く

地下駐車場へおりる階段

デパートのショウウインドウの飾り

有名人のチャリティ色紙展をやっていると今日のテレビでニュースを流していた
小林幸子など有名人の色紙が映し出されていた

チョットだけのぞいてみたら、会場正面入り口に吉永小百合さんの
長岡に対する色紙が飾ってあった、この色紙はチャリティーにはなっていないはず
確か家内の話では商工会議所女性会が吉永小百合さんにお願いして長岡市民に何か、ということでこの色紙が送られてきたと聞く

長岡の中心街には大型マンションがだんだん建ってきている
やはりまちの中心街に近いところにあるマンションは何かと便利だからと人気が高いようだ

まちなかであるお宅の旦那さんだろうか、スコップでせっせと雪かきをしていた

スーパーに入ってみたら、長岡のおみやげにと「五十六カレー」と「木宮の車麩」が山にしてあった

我が家の玄関ホールに飾られた正月飾り

息子に地震の跡を見せようと悠久山の池之端に行ってみた

通行止めがされていたが、やはり見物に来た車が多くあったのか
車の跡が多く残されていた

 

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