平成16年12月23日(木曜日・祭日)雪

今日は天皇誕生日で祭日、そして地震から2ヶ月目
外は昨日から降り始めた雪が少し積もって、長岡のまちを白く薄いベールで包んでくれたようだ
天気は時折吹雪いたり晴れ間が見えたりと安定しない天気だが、雪の降り始めの景色は何か心引かれるモノがある

まだまだ雪が本格的でないから、何となく湿っぽいみぞれのような雪だ

今日は震災からちょうど二ヶ月目ということでまちなかでいろいろイベントが企画されている
青年会議所等が中心となって「中越夢百俵」として、灯(輝きへ)・歌声(響きへ) ・思い(メッセージへ)・食(元気を!)と
元気を出そうと大きな企画が動いた
先日、円卓会議で青年会議所の理事長が一生懸命力説していたイベントだ

長岡の大手通地下にある駐車場はめずらしく盛況で車があふれていた

会場となっている厚生会館前に近づくといろいろと人が増える

特設舞台では吹奏楽の演奏中だった

いろいろテント村ができていてにぎわっている

全県対象のFM新潟のサテライトスタジオができていた

中之島の水害にあった学校の生徒が自分たちの作った無農薬米を持って
募金活動をやっていた

募金したお母さんにその無農薬米が渡されたらお母さんは喜んでいた

会場ではコップにメッセージを書いてもらっていた
小さな子供が「長おか ファイト」と書いていた

そのコップを噴水の上に作られた特設台に並べて水を少しずつ入れていた

FM新潟の特設スタジオに長岡大学の鯉江先生が入って行くのが見えたので
スタジオ前の鯉江先生の顔が見えるところに行って手を振ったが
本番前の緊張のためかなかなか隣の美人アナウンサーに気が行っていたのか私には気が付いてくれない
思い切ってアクションを大きくしたらやっと気が付いてくれて笑顔を送り返してくれた

特設ステージは諫山実生という人のライブが始まった
なかなかうまい歌手だ、これはプロだとわかる声の張り、こんなに寒いなかでもよく通った声が響き渡っていた

本日のスケジュール表だ

本部席のテントでストーブにあたっていたら
県知事と長岡市長が大勢に取り囲まれてやってきた、なんだかんだと回りの取り巻きが名刺交換なり挨拶なりしていた
私は記念にと写真を一枚パチリと写して脇によけたら森市長が私の姿を見つけて私を呼び、県知事に紹介しながら言った

「知事、この男が義捐金を配ってはダメだ、まとめて他のことにつかえというのですよ、
こんど・・・で・・・を・・・できないですかね」「それは市長、あなたもメンバーなんですから、あなたから・・・に・・・されてはどうですか」
「いやそれは・・・ですから・・・でしょうな、ハハハ」
「ま、高野君、君の意見を早速取り入れて義捐金を受け付けるとき、教育基金としてと義捐金としてとどちらが良いか聞いて
特別意向がなければ教育基金として受け付けるようにしたから、これはあんたが言ったからそれを受けてやるようにしたからね」

「あ、どうも」と知事は他の人の挨拶を受けて他の人と話が始まった

特設会場では笹川美和のライブが始まった

会場に何か新しいモノが運び込まれてきた

見たら、牛乳パックの中に水を入れ凍らせて作った氷のカップだ

会場の一角で行列ができはじめていた、ボンジュール神戸のメロンパンと書いてある

会場は時々みぞれになったりと寒い

先ほどの子供達が書いたメッセージコップに水が入れられ
そこにろうそくが浮かべられている

やはりプロは上手い

厚生会館に掲げられた看板、この厚生会館も立ち入り禁止
大ホールの屋根が一部崩れ落ちたという

キャンドル用のコップが並べられて夕暮れを待つばかり

大きなツリーも準備万端

厚生会館前の特設舞台にライトが当たり、だんだん人も集まり始めている

FM新潟特設スタジオでは鯉江先生、市長も入っているようだ

今日はいろいろな人に会う、彼は政策投資銀行の人間だ

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