長岡でエンジンゼロワンというイベントが来月開催される
これは著名な文化人が大勢長岡に集まって
数多くの講座を開くというものだ
この講座のチケットが今日の10時に発売開始されるということで
私は1時間前に切符取り扱い場所に向かった
すると、もう人が30人ほどいて、最初の人は7時から並んでいるという
聞けば、ここには切符の発券機が1台しかないので
一人に3分かかったとして、およそ1時間半ほどたたなければ順番がこないという
ちょうど私の二人前の人までは店内で待つことになって
私は店の外で待つことになった
今日は寒い朝だ、とても寒い、東京の皇居のお堀が凍って白鳥がその氷の上でたたずんでいると聞く
そんな寒い朝なのだ
その寒さの中で何時間待つことになるのだろうか
待っていると、皆さん携帯でいろいろ情報を取り合っている
皆さんこの場所にくれば取り扱いのチケットがたっぷりあるので十分に購入できると思っていたようだ
しかし、現実は10時に全国一斉に発売開始でパソコンやら携帯やらで全国から一斉に購入されるという
だから、ここで待っている人にも携帯で購入される方法があるとインフォメーションされた
ここで待っていて購入すれば手数料は発生しないが、携帯などの場合はコンビニで受け取ることになるので
手数料がかかるという
しかし、ここで待っていても発券機は1台だけだから、その間に全国からアクセスして切符が無くなれば
いくら手数料がかからないと言っても意味が無いではないか
そんな話が待っている間に、そこにいる人たちで交わされていた
みんなはここにくればチケットが順番に手に入ると思ってきているのだが
現実は全国から一斉に携帯からアクセスされるということがわかった
いままで長岡でチケットを手に入れるという場合は切符売り場に並ぶことが当たり前だったが
携帯からの一斉アクセスという広域の販売にはなれていない
そんなことから、今回を契機としてアナログな対応からデジタルな対応にウエイトが変わるのかもしれない
10時の発売開始になったがいっこうに店内から切符を手にした人が出てこない
1人3分で終わると思っていたが
ようやく切符を手にした人が最初に出てきたのが15分後、これでは30人ということは
とんでもない時間がかかりそうな気がした
しかし、ま、こういう場合はあせらない、待っていることを楽しんでいる方が良い
下手な情報を聞きつけるとイライラするばかりで、精神衛生上よろしくない
そしてあせって行動を起こし、かえってチャンスを失うことになる
ゆったりと構えていることが良い
ダメならダメで、それもまた楽しからずや
というふうな気持ちが大切なのだ
結局、なんだかんだといいながら、私は11時35分発の新幹線に乗らなければ行けないので
待てる時間は1時間20分が限界なのだが
ほぼ私の予定のチケットを手に入れることができた
あせっていろいろバタバタとするよりも待つことを楽しんだ方がよろしいのだ、ハイ
切符を何とか手に入れて、そのまま真冬の長岡から雪の何も無い東京へと向かった
東京の皇居前をタクシーで走り抜けていたとき
お堀を見たら、日陰になっている場所は氷が張っていた
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