村上を訪問2003年9月14日 午後4時から6時 |
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ふらっと思い立ったように昼から家を出て 新潟でパスタをゆっくり食べた後 村上に行ってみようと海岸沿いの道をドライブした 9月中旬だというのに夏雲が見え暑い日差しだ 海岸沿いに進むと粟島が見えてきた 思ったより大きな島だ 道路の海側に何やら防雪用なのか柵のようなものが続く 瀬波温泉は左、村上市街地は右と書いてある 村上は初めての訪問だ ハンドルを右に切り村上市街地を目指す なかなか町が見えて来ない 線路を渡ったら町に入ったようだ 駅前を目指す 何か情報を集める 観光案内所があった 時間はもう4時、あと1時間くらいで見るとしたらと質問した 案内のお姉さんが手際よく地図にマークを付けてくれた なんでもちょうど「屏風祭り」なるものをやっているという 早速、見学と車を走らせる 最初はなんと立派な御茶屋さんだ そうそう、村上と言えば北限のお茶 中に入ってみる、古い建物だ、昔の雰囲気がたっぷり出ている 立派な屏風が飾ってある 反対側にはこの家の代々当主の写真なのだろうか、飾ってある おっと、なんと田中角栄氏の顔写真までもがある この地域の名士なのだろう たぶん村上商工会長を務めたとでもいうような雰囲気のお宅だ 店先でここの主だろうか、一生懸命見学客に説明している 私どもにも声をかけてくれたが どうも話が長くなりそうなので見学し始めだからと早々に店を出た 次の目的地を地図片手にハンドルを握って探した なにやら由緒正そうなお店である 店にはいると奥に案内された 早速店員が出てきていろいろ説明してくれた 「鮭(さけ)の酒びたし」だという 天井から何本も鮭がつるされている 独特な薫製にでもしているようなほのかなにおいがする これはなかなかのものである 説明を聞いた後、店先に戻る いろいろな商品が並んでいる 美味しそうなので鮭茶漬けなど購入させてもらった そう、店先にある日本酒「〆張鶴」を見て思いだした あの名酒「〆張鶴」は村上だった、そうそう、村上か そこでさらに思い出した 25年ほど前、中国旅行で一緒になった平田大六さんの 大洋盛もここ村上の近くだったと なんといろいろなことが思い出されてくる このみせの軒先に掛かっている暖簾は実に味わい深い ボロボロになっていてもつぎはぎしながら大切に使っている 隣のうちを訪ねてみた 酒屋さんだ 店先で地元の人が一杯引っかけていけるコーナーがあった 店先は狭いが奥に入ってみた 古い作りのいい感じの家だ 坪庭に日が射し込み落ち着いている 人なつっこそうなおばあさんが話し掛けたそうな雰囲気でいる レトロな感じがたっぷりのお宅だ さて、隣のお宅にお邪魔してみた 洋裁屋とでもいうのかチョットおしゃれなお店だ そんなお店の中にも屏風が飾ってあった ちょっと変わった雰囲気を醸し出す そこの奥さんであろうか素敵な感じの方なのでお願いして写真をご一緒してもらった ちょっと一休みということで隣の喫茶店にお邪魔した お店のママさんから色々お話を聞かせてもらった 実に村上は海の幸・川の幸に恵まれていること 鮭の料理は素晴らしいこと そして、何より3月のひな祭り人形のお祭りは一見の価値があると いやはや、村上は町民総掛かりで観光客を大切にしてくれる そして、お年寄りが活き活きしている 素晴らしいところだと感じさせてくれた訪問だった これは再度、鮭料理とひな祭り人形見学にお邪魔しなければ そんな思いにさせてくれる訪問であった 帰り道、ちょうど女子中学生を誘拐した佐渡の青年が逮捕され 村上警察署に護送されて取調中だとニュースが言っていた そこでせっかくだから村上警察署の前を通ってみた 報道関係の中継車が4〜5台止まっていた その後真っ直ぐ中条からの高速道路を走って2時間ほど 自宅へと向かった |