7月 6日(木)
練習のとき、みんなはTシャツ1枚で汗まみれになりながら一緒に運動している
柔軟のときや筋肉トレーニングのとき2人一組でやることが多い。
発声練習のとき、おへその下の丹田を押さえてやるというようなことをしょっちゅうしている
人間って、確か自分と相手との距離が60センチ以下になってくると緊張して警戒する
その距離以下に相手が入ってくる場合は、相手に対して守りの姿勢がでて警戒する
それが毎日60センチ以下どころか、相手と接触することになる
接触する場合、汗まみれになったTシャツの状況で接触する
ネクタイを締めてスーツ姿で接触するのではない
よろいを脱いだ状況で接触するに近い、無防備といってもいい
敵意を感じてしまう相手では接触できない、というより逃げだしてしまう
自分の味方とは言わなくても、少なくとも危害を加える敵でないことが接触の条件だ
自分の味方であると感ずれば、好意的に接触を受け入れる
結局、ほとんどのメンバーは何だかんだといいながら、毎日のように警戒領域内に相手を受け入れている
踊りやトレーニング、芝居の中でも受け入れている
演劇という同一目的の中にある仲間として相手を受け入れている
そんな連続の毎日の中から、他人の関係ではなく、仲間の関係、更には身内の関係まで近づいてくる
そう、ファミリーとなってくる