帽子ア・ラ・カルト


Takano Management Consultant and Co.Ltd.

 

各国中折れ帽の歴史とその特徴

英国

英国は帽子についてはかなり古い歴史と経験を持っています。
今日のように製造技術が機械工業となり、大量生産的となる以前の手工業時代においてすら、この国の製帽術は非常に発達していました。
というのは、スコットランド地方の野兎の毛が帽子の原料として適当であったということも理由の一つで、今日でも世界有数の製帽国として、一方に覇をなしています。

国民性のあらわれと申しますか、この国の帽子は非常に重厚かつ温雅、紳士向きの帽子として広く歓迎されています。

由来英国は、流行と皇室は常に密接なる関係をもっており、帽子などに関してはそのよき例が数々あるようです。

あの有名なダービー競馬場には、シルクハットで見物に行くのが恒例でしたが、たしか現皇帝ジョージ五世陛下であらせられたと思いますが、ある時中山帽子を召されてご臨御あらせられて以来、ダービー競馬場には中山帽子ということに定まってしまい、また遂には中山帽子を俗にダービー帽子と称するようになりました。

また、元来礼帽のリボンは琥珀地が本当でしたが、ビクトリヤ女王陛下崩御の時かに、時の皇室はじめ英国民が喪の定めに従って、幅広の黒ラシャをリボンの上に巻いたのですが、これ以来今日に至るまで世界中のシルクハットのリボンは黒ラシャのものが多いようであります。

・・・・・・

伊太利

チェコスロバキア

アメリカ

日本

先頭に戻る

以上の画像及び文章は、株式会社大一 創業50周年記念「帽子の歴史」からの抜粋により作成しました。


私の愛用帽子店「タムラ」のページへ


メインメニューへTMC日本語メイン・メニューへ  高野裕のコーナーへ高野裕のコーナー・メニューへ 帽子のコーナーへ 帽子のコーナーへ

Last Updated: 09/29/97