上記原稿は,ITコーディネーター協会主催の研修を受けた際に
研修感想を書いて欲しいと言うことで書き送ったものです。

現在、協会のHPに掲載されています。

 

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「EQベースコミュニケーション演習」新潟会場の研修を受けて

 
ITコーディネータ
高野 裕

 急に寒くなって雨続きの日が続いた10月6日、信濃川が越後平野をゆったりと流れ日本海に注ぐ新潟の河口、佐渡汽船の船着き場を眼下に見下ろし、久しぶりの秋晴れの中、壁面一杯のガラス越しに広がる日本海に佐渡ヶ島が綺麗に浮かび上がって見渡せる高層ビルでその研修は行われた。
  私は普段、研修といえば東京まで出かけて受講することが多いが、ITC協会主催の研修は積極的に各地で開催していただいている。ITC協会は非常に大切なことを堅実に実行していると感じている。もし少人数制の充実した研修が受けたければ東京の方も新潟で研修を受けられることを勧める。新潟だからこその素晴らしい環境と豊かさを感じるはずである。おすすめである。
  今回、EQということで社会保険労務士である私の家内にも誘いをして二人で参加した。会場では北海道から参加の方も含めて5名の参加であった。これは実にありがたいことである。じっくりと個別に指導してもらえる。テーマ内容が個人の内心的感情に絡む問題だということはカウンセリングを受けるようなものだから、そして各自の動機付けをすることにポイントがある。だから、講師の先生からどれだけ多くのコメントアドバイスがもらえるか、重要なポイントとなる。
  今回の講師、EQジャパンの高山社長は非常に清々(すがすが)しい方だ。このような人の感情に関するテーマを扱うには適任の講師といえる。そして、事例が豊富と感じた。事例の豊富さは、研修の幅、ふくらみを大きくしてくれる。
  今まで窓の外に見えた太陽が、いつのまにか日本海に真っ赤な夕日となって沈み、遠く佐渡の島影がほのかに見える頃、研修の最後にあたって、各自のコミットメントを発表する時間がくる。これは、世阿弥の言う「離見の見」とでもいおうか、自分を見つめなおし、自分を客観的に見直して、自分の意志で自分を一歩進めてゆくためのきっかけとして有効な発表の場となった。なんとなく、自分の洗濯をしたような気分にさせてくれる。楽しい有意義な研修の一日となった、感謝。
  右上写真、中央が講師の高山先生。