長岡のアーバンライフ

2003/08/18 柏報掲載

高野裕

素晴らしいアーバンライフをすごした
夕方からちょっとジャズを聞きに行ってきた
残念ながら雨だったので
室内の広いロビーで
ビッグバンドジャズとでも言うのであろうか
サックス5人、トロンボーン3人、トランペット4人
ギター1、ベース1人、エレクトーン1人、ドラム1人
このくらいでしたでしょうか
そして観客が40人ほどでしたでしょうか
最初は「A列車で行こう」
ちなみにこれはゲームのタイトルではありません
有名なジャズの曲名です
「思い出のサンフランシスコ」などと
十分に素人でも聴いたことのある曲が多く
楽しめました

場所は国営公園の中
雨の中だから人が居ないのかとも思って行きました
しかし出演が「ブルーノート」ということで
ブルーノートといえばアメリカニューヨークの有名な
お店の名前
確か東京で有名なジャズグループの名前のような気が・・・
東京から来たグループならファンを引き連れての演奏か
そうなら雨が降ろうがどうなろうが
大勢のファンが来ているかもと思っていた
会場に着いたとき駐車場には十数台の車しか居なかった
真夏の夜のジャズフェスティバルということで
臨時会場となった花と緑の館内に横断幕

演奏が始まった
楽団の前にイスが十数組、子連れやアベックが十数組
会場の建物内にBGMが聞こえている
楽団関係者があわてて公園スタッフに連絡に走る
プレイヤーのすぐ後は2階に通じるスロープ
演奏中は通行止めにしても良さそうなものだが
小さな子供が元気良く駆け上がってゆく姿が気になる
プレイヤーは半ズボン、Tシャツ、ジャージなどとラフなかっこうだ

曲のはじまりは心許ない感じで始まる
しかし演奏が始まると個性豊かな人が多いのか
自分の楽器を思いっきり吹きまくるというか
とにかく自己主張が
他とのバランスなどより演奏できる喜びが大きいのか
つんざくような音を出しまくる
おわりも演奏者の心の余韻を大切にしてか
揃ってピリッと終わると言うことはない
ま、個性豊かな楽団なのだ
そのなかで
意外とトランペットは繊細な音を奏でるのだと言うことを感じた
どうもこの楽団は10月4日にリリックホールで演奏会をするという

ま、とにかく何となく楽しくなれた時間だった
長岡の町に住んでいて
たった280円というよりサービスセンターの無料入場券を持っていったので
無料でおよそ1時間ほどのジャズ楽団の生演奏を目の前で楽しめた
素晴らしい施設でアーバンな夜を楽しめた
もっといろいろな企画をやって欲しいものだ

ここ国営越後丘陵公園は
素晴らしいハードが揃っている
とにかくハードは十分にハイレベルだ
あとはデズニーランドのようなしっかりしたポリシーを持った
システムとしてのソフトの充実があれば素晴らしい施設になる
企画スタッフの充実とスタッフ教育がポイントではなかろうか
今後に期待したい

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