由緒正しい場所なのだ

2003/08/16 柏報掲載

高野裕

蓮花寺の大杉
これはおよそ1200年前からこの地にあって
今なお意気揚々と盛んな大木である
なんでも新潟県の天然記念物として登録されているようだ
とても静かな場所だ
蓮花寺といってもお寺の境内ではない
七社宮という神社の境内の中にあるご神木だ
おどろいたことに
この境内を工事中に鏡が4枚発見されたという
鏡と言っても今のようなガラスの鏡ではない
鐵をツルツルに磨いてその反射面を見ると自分の顔が写る
昔から大きな神社の一番奥に鏡が飾ってあった
鏡は魂が映るとでも考えたのであろうか
重要な神事の道具である
三種の神器といえば鏡に剣、そしてまが玉という
その一つ、鏡がそれも4枚そろいで発見されたと言うからこれはすごい
そしてそこに説明があった
国立博物館の鑑定によれば南北朝時代のものに間違いないという
南北朝といえば物の本によれば1336年から92年までの間
これはすごいですね

ここの部落が蓮花寺という地名、何か由緒在りそうですね
インターネットで検索するといろいろ出てくるが、かえってわからなくなりそう
ま、そんなことよりここの境内に上がってくるためには
地元の人は半端じゃない数の石段を上がってくるわけだが
その両側に生い茂る竹藪の竹が日の光を通してみると素晴らしい
実に絵になる景色だ

なお、この階段を登ってきたければそれも良いが
車で境内裏の駐車場に上がってこれる
静かないい場所だ

http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=37.29.38.520&el=138.45.36.154&la=1&sc=4&CE.x=254&CE.y=248

 

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