「お疲れさまでーーす」

会社の若い社員が帰るとき

「お疲れさまでーーす」といって帰って行く

どうもこれが気になってしょうがなかった

そこである時説明した

目上の者が目下の者を気遣って、退社する目下の者に対してかける言葉

要するに上司が部下に対してかける言葉が

「お疲れさま」であって部下が上司にかける言葉ではない

目下の者が退社するとき残っている先輩などに対しては

「お先に失礼します」というのが妥当だと考えると説明した

なんで、若い人たちがそんないい方をするのかと思ったら

これはやはり、TVの影響だと思った

いわば芸人仲間の挨拶用語、「おはようございます」「お疲れさまです」

とにかくいつでも「おはようございます」そして、だれにでも「お疲れさまです」

 

ところで、私の子供のことですが
高校生の時は私と話していても友達感覚の会話が多かったのに
大学のクラブ活動を経験したためであろうか
大学に通うようになったら私に対しても敬語を使うようになった
これにはこっちがビックリし、大人になってきたなと思った

親が子供と話すとき友達感覚で育て
もっぱらTVを生活の中心において育った人間が
TVで普通に使われている会話を普段でも使うことは
当然といえば当然のこと

だけれども仕事となると、やはり、そこのところを教えてやらねばならない
それがビジネスの上では大きな影響を与えるからだ

などと思った

2003年2月12日

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