「人は宇宙の子」

高野 裕

1999年12月記

 

ある経営者が私に話してくれた。
人は大昔宇宙からやってきた「気」エネルギーなんですよと。

大昔、宇宙の果てから飛んできた鉱物がぶつかるなりして地球ができた。
その地球で人類が生まれるためには、鉱物から発せられた酸素や水素などの無機質なものから、アメーバーの様な有機質なものに何らかの力によって変化しなければならないはずである。

ある時、無機質なものに宇宙から一緒にやってきたある強いエネルギーが加わって有機質ができ、それが進化して生き物ができ、そして人類になった。
その時の強いエネルギーが生き物のなかに内存され引き継がれ、すべての生き物のなかに伝わっているという。
そのエネルギーが「気」だという。

そのエネルギーが今でも人類のなかに内存しているから、人は夜空を見上げると何となく落ち着く、これは人類のなかにある「気」が宇宙からきたためであり、人は宇宙の子供だからであるという。

この話は明確な科学的根拠があるわけではない。
しかし、私が初めてこの話を聞いたとき「なるほど」とうなずき、今まで、もやもやして不明確であった「気」というものが「見えた」様な気がした。

戻る