泥の付いた大根

 

パートT

今朝、テレビをつけたら先日長岡で開かれた
市町村広域合併のシンポジュウムの模様が
ケーブルTVで放映されていた
私にも案内状が来ていたのだけれどスケジュールが
あわなくて欠席にしていたものだ
ケーブルTVで放映する予定だったのであれば
その日時も今度から案内に書くようにすれば良いねと思った
メディアミックスといえばかっこいいけど
しっかし、ケーブルTVはまったくただ流すだけ
これでは畑から泥付きの大根を道ばたに置いて売っているようなもの
もうちょっと解説とかコメントとかポイント整理とかできないものかと思う
そんなことを家内に話したら、誰がやるのと言う
いるでしょ、大学の先生を呼ぶばかりが能じゃないよ
問題点整理するくらいなら自分のところのスタッフでもできるでしょ
そうでなくてもJCとかのメンバーがそういった手伝いなどできないのかね
などと話が膨らんだ

パートU

今朝、NSTを見ていたら
「明治5年の冬の頃」と題して
長岡高校130周年記念にからめて1時間ほどの番組があった
長岡の米百俵精神から長岡高校の歴史、人物について
今までの番組より一歩踏み込んだものであった
和同会の設立の話である人物を説明してくれた
私の知らない長岡高校の歴史と文化、伝統にふれることができた
NSTは自主番組をここまで作る力があるのかと感心した
それに比べて長岡ケーブルTVの力のなさがふがいない
地元長岡のケーブルTVだからこそ
もっと地元の情報を掘り下げて提供できないものかと考えた
NSTの番組の最後に脚本協力として中村武雄と名前が載った
おー、あの長岡新聞社元社長の中村君じゃないですか
そうだよ、こういう人物がいるじゃないですか
ケーブルTVよ、がんばってくれ
などと一人でさけんでいた

パートV

最近、米百俵から始まって長岡関係の話題が
TVやマスコミに取り上げられてきた
「常在戦場」等の言葉もそうだ
しかし、最初の頃は
おぅ、おぅ、全国版のTVに取り上げられてるよ
などと驚き、喜び、自慢したりした
それが、人間ってこわいね、なれてくると関心が薄れる
今朝みたいにNSTで取り上げられても
おいおい、またかよ
と、さめてみてしまう
これがこわい、一過性で終わってしまってはダメ
終わらせないように工夫が必要になる
その点、今日のNSTの番組は結構掘り下げていた

 

柏報2001年11月17日掲載分

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