夢 あの店

ちっぽけなラーメン屋について


人が頑張ろうという気持ちにさせてくれるモノは
少しでも良くなろう、良くなりたいという気持ちである
今の現実より少しでも良い方向に向かってゆこうという夢である
野心というエネルギーをもった夢
その夢がある限り
人の心にエネルギーが注ぎ込まれる
そしてそのエネルギーによってその人が光り出す
輝いてくる
その輝きに周りの人がひかれてくる

ちっぽけなラーメン屋
メニューにラーメンとチャーシューメンしかない店
そんな店でも
店主の気持ちに、自分の店を何とかよくしたい
何とかお客様に喜んでもらいたい
そういった気持ちがあれば
そして何か目標となる夢があれば
おのずから気持ちが態度に表れる
それが客に伝わって広がってゆく
味もおいしいモノを食べてもらおうと思えば
客の声を聞きながら、客の態度を読みながら
毎日毎日工夫をしてゆく

店主一人と手伝いの老人だけの店
あか抜けないパッとしない店だけど
店主の気持ちが前向きである限り
じょじょに客の気持ちをつかんで固定客を作ってゆく
そんな店であってほしいと願う

柏報2001年10月30日掲載分

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