あんまり回りではやし立てると人は反発してしまいます

禁煙は自分の意志で決めなければ続かないですよ

人に言われて実行した禁煙は

他人のせいにして「再煙」してしまいますよ

そうして今度はもっと禁煙することに後込みしてしまいます

数十年の長き間、良いの悪いの言われながらも

結局タバコ飲み続けてきた人が

そう簡単に止められるものではありません

いろいろ葛藤しながら、もだえ、苦しんで

「自分の意志を貫く」ことへの道を進もうとしているとき

人間って弱いものですよ

よたよたと自分の足で歩きだしたってことが大切なんですよ

そんなとき、あんまり回りではやし立てると

「それ」がいやで「再煙」してしまう

とにかく毎日が誘惑との戦いです

そんな誘惑、えもいえぬ、耽美な、甘く、せつない誘惑との戦いです

タバコを吸わない人から見れば「たわいもないこと」かもしれませんが

本人にとっては、たまらない誘惑との壮絶な葛藤です

いつでも簡単にくじけそうな毎日と、戦う決意をした

この事実が大切なのです

そう思って、自らが行動を起こした

これが大切です

そんな状況で、・・・・これは深く深く自分の心の中の葛藤です・・・・

そんな状況で、行動を起こされた意志を大切に見守ってやる

そうですね、温かく見守る、そんな流れが良いのではないでしょうか

そんな気がします

禁煙1年の私の意見でした

参考までに、禁煙開始の時に書いたエッセイがあります

よろしかったら読んでみてください

http://tmc.nagaoka.niigata.jp/geki/1999/sonota11_9.htm

タイトルは「禁煙同盟」です


平成12年9月11日 柏報掲載

 

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