自主廃業が増えている

昭和の経営者は個性派だ

どん欲な、あくの強い、そしてエネルギッシュな人が多い

そんな経営者はへこたれない、打たれ強い

そして人の恩を忘れない人が多い

彼らはなんとしてでもやり抜こうと頑張る

だからリスクも背負ってしまう

それでつぶれたときは大変だ、再起不能となる

平成の経営者はスマートである

2代目の若手経営者は私に言う

「先生は倒産企業の話で

『もうちょっと、もうちょっと、と思って頑張ったことが

結果として悲惨になる。会社には止め時がある。』

と言われますがその時が来たら早く教えて下さいすぐに止めますから」

確かにその気持ちは分からないでもない

だが、人の上に立って会社を引っ張って行くということは

逃げ腰でできるものではない

自分から正面に立って踏ん張って行く覚悟が必要だ

トップが逃げ腰だと部下にはすぐ見破られてしまう

「ガッツだぜ!」などと○○さんのように

元気を出す若手2代目経営者は

少なくなった様な気がする

自主廃業にも弱気型と計算型があるが、

どちらにしても廃業に至る原因は・・・・

平成12年3月柏報掲載

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