情報の発展が時代を動かしている

今「勝ち組」「負け組」とよく言われる

ちょっと前は「二極分化」と言われていた

このときの意味は中間が無くなって

大きな所か小さな所のどちらかに判別されるという意味

中間のような曖昧なものは生き残れないということだ

それが今では勝ち組負け組である

今の勝ち組は曖昧では生き残れないなんてもんじゃない、もっと厳しい

ナンバーワン以外みな負け組と言う意味である

どうしてかと言えば

消費者がお店なり商品を選ぶときナンバーワンとナンバー2の商品があれば

ナンバーワンの商品を選ぶ、なにも好んでナンバー2の商品を選ばない

それは消費者自身が情報を持っているからワンを選ぶのである

昔は情報がなかったから目の前にあるものの中で選ぶことをする

だから、メーカーは立地の良いお店を系列化して

消費者の目の前に他の商品を見せなければいい

業界ナンバー2でも勝ち組になりえた技である

いまは消費者にはスゴイ情報量がわたっているから結局ナンバーワン以外

選択されないことになる

ナンバー2は負け組となる

生き残るためにはどんな分野でも良いからとにかくナンバーワンになることしかない

ナンバーワンが勝ち組、それ以外は負け組となる

平成12年3月柏報掲載

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