仕事は取引先の営業マンが持ってくる

だから営業マンにいい目を見させなければ

仕事を回してもらえない

結局、殿町の飲み屋さんの支払が多くなる

これが今までの、交際費が多額であることの説明であった

売上確保のためにしょうがない、といつも説明してくれた

売り上げ確保のために取引先の接待費用がかさむと言う意味だ

 

年々売り上げが落ちてきた

しかし、交際費は落ちない

その理由を聞いたらこうである

不景気であろうが仕事が無かろうが

殿町に飲みにやらせなければ「お父ちゃん」は

ストレスがたまって爆発してしまう

仕事をしなくなってしまうから

交際費は落とせない

殿町に遊びに行くのは自動車にガソリンを入れるようなモノ

との説明である

結局この説明では

この交際費は、ご主人個人の私的費用だったということになる

平成12年3月柏報掲載

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