6月24日(土)8
別室から出れば、また仲間たちの世界である
ライバルから仲間に気持ちを切り替える、そんな作業が別室からスタジオまでの廊下でなされる
スタジオではみんなでルパムの練習が始まっていた
今日、水寄さんから各チーム別のルパムの構成が発表になっていた、その練習が始まっていた
練習に加わっていながら本当は心の中で、「さっきの質問の答えはあんなんで良かったのかな」などと自問自答していた
そんな自分をふりほどくように、練習に打ち込んでみた
しばらくしてみんなの練習を見ていると、活き活きとダンスに打ち込んでいる人がいる
そうでなく、何となく乗り切れていない人もいる
それは役にエントリーされている人と、エントリーされていない人のどちらのグループにもいる
活き活き組は何か自分の中にある不安材料を吹き飛ばしたいために、自分の中にあるストレスをぶつけたいために思いっきり踊りにのめり込んでいるように見える
結局みんなが持っている不安な状況が、自分を忘れさせるパワーとなって踊りが活き活きしてくる
そんな反面、何か乗り切れないでいる人もいる
目立つのは重要な役にエントリーされている人だ
みんな、何となく声をかけにくい状況も感じ始めているのであろう、そんな状況の人にはあまりよけいなことは言わなくなっている
だんだんみんなも疲れてきた