6月24日(土)6
夜の練習が始まった
しばらくしてから、やっとお呼びが掛かった
別室に10名ほど呼ばれた
いよいよである
台本を読むページが指定された
そこは私の出番の中で一番の見せ場である
この場所をキチンと演じられなければ失格、当然でしょうね、それにしても的確な場所ですね役を判断するには、と感じた
当たり前ですな、それが演出家なんでしょうな
最初の配役に私の出番はなかった
二回目の配役には私の出番が来た
みんなの顔を見たら、一生懸命な様子がひしひしと伝わった
これは気持ちから入らねば、と思いぐっと「気」を入れていった
前半は自慢の息子に会いに行くのが楽しみな親父の気持ち
後半は召使いに気ちがい扱いされて怒り心頭に発した親父の気持ちである