「上杉祥三 俳優メソッド」発表会
上杉祥三氏インタビュー

Q:演劇を指導する際、これだけは必ず教えたいと思うことは?

A:人前で何かを演じるということは、実は大変難しいことではあるんですけど、役者は努力すれば努力するだけ、必ず向上するものであるということです。

Q:縁起をする際、一番心に留めていることは?

A:お客様にプレゼントするという気持ちです。親や子供や恋人にプレゼントするとき、相手が喜んでくれる様に、最大限の気持ちを使うじゃないですか。あの気持ちで舞台にあがります。

Q:今までで、一番心に残っている俳優または女優は?また、どういう点でですか?

A:男優は皆ライバルなので名前をあげません。半分は冗談ですが。女優さんでは、浅丘ルリ子さんです。彼女は舞台で一番シンが強い、と相手役をして感じました。もう一人は、長野由美です。嫁さんなのであまり褒めたくないのですが、実は今、日本で一番旬の女優さんですね。芝居はなま物ですから、旬の人を見に行くべきなんです。

Q:長岡の演劇人に何か一言お願いします。

A:とにかく、自己満足で舞台に上がらないように、心がけるべきだと思います。まず、身体を整備してくるって事でしょうか。役者にとって体は楽器です。チューニングのできない楽器で演奏するミュージシャンにはならないぞ、という気持ちで舞台にあがってもらいたい。

リリック通信2002年7月号2頁より
http://www.nagaoka-caf.or.jp/news/02072.gif

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