サミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』

安堂信也・高橋康也訳, 白水社, 1990

なんか戯曲を読むときは続くものだ。二幕、5人の登場人物からなる不条理劇。ゴドーを待っているのは、エストラゴン(ゴゴ)とヴラジミール(ディディ)。脚本を読んでみて、これは役者だったら演じてみたくなるなあ、と感じた。特にボッツォの奴隷、ラッキーが面白い役回り。

http://www2.justnet.ne.jp/~eureka/dokusho24.htm 


ゴドーを待ちながら サミュエル・ベケット 白水社

二人の男が、本当に来るかどうかもよくわからない「ゴドー」氏をひたすら待ち続けるという、超有名な現代演劇作品。

ゴドーが何者なのか、そしてゴドーの不在は何を意味するのか、といったことについてはすでに果てしなく解釈や議論がなされてきていますので、僕なんぞがいまさら言うことはありません。が、僕がはじめて一読しただけでも明らかなことは、この作品にはすごく謎が多いように見えるということ、そしてそのためにいろんな解釈をしたくなってしまう奇妙な魅力があるということでしょうか。劇のはじまりと終わりの間に何も変化がないというこの不思議さ。

http://www.urban.ne.jp/home/mi1/b10.htm 


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