1時開始
Aさん
- もっとストーリーのなかでユーモアなりいれる
もっともっと色々なものを入れる
ショートショートでするなら色々なものを入れる
人間関係をもっと入れる
人間のデスタンスを入れる
- セリフというのは結果でしかない
結果に到るまでに90%がある
それは書かれていない
そこは俳優が演じる
90%にいかに豊かなものが詰まっていることが深み
(2人座っている)
男 ・・・・なんだよ
女 ・・・・ << ここで「わたし実は悩んでいる」などと台詞を言わせては深みがない
男 おい << 無言でいると言うことはどういうことか考え始める
女 うん
男 (タバコをする) <<小道具として使うことで意味が変わる
女 ふえたね <<つきあいが深いことがわかる
男 ない
女 タバコ
男 ・・・ああ 別にいいだろ <<そんな話をしたくないということ
女 そうだけど ・・・・もっと他になかったの?
男 なにが
女 キッサ店
男 落ち着けるほうがいいと思ったからさ
女 おちつくんだ
男 だがらいいからなんだよ 忙しいんだよおれ これでも
女 嘘 学校行ってないくせに
男 そんな話なら帰るぞおれ <<女との関係がわかる
女 ・・・ごめんなさい
男 ・・・・・
- 皆さんは余計なセリフが多い
不倫で妊娠した女性の心理はどんな心理だろうか
喫茶店に入ってからなんで天気の話をしたのだろうか
たぶんここに来るまでに二人は何も話をしていないのではないか
- 書き手としてここでストーリーとして言わせたかったかもしれないが、人物の心理から考えればどうか
登場人物が書き手の単なる代理人になってしまっている
どう発言するかで二人の関係がわかる
何でもない一言なんだけど、その一言で現場は色々想像する
- この子が不倫していると言うことになってから(11Pぐらいから)動き出す
それまでのページはマスターの説明に費やされている
それまでがもったいない
「そう、不倫なの」と本人が言うだろうか
- 大幅に添削してみました (ものすごく内容が良くなる)
泣くときに色々説明入れてしまうと弱くなる
突然泣くことでまわりは色々考える
説明順にセリフを書いているから観客は良くわかるのだけどショッキングさがない
ドラマが動いているところだけセリフを残してみたら良くなる
説明が言葉でされてしまうと想像が働かない
学校の授業も説明されているから想像が働かない
無理矢理結論に向かって作っている
休憩
皆さんの講義録をHPに掲載してますがよろしいですか(裕) 全員賛成
2時45分
Bさん
- 男が女にうそをいいながら結局デートを申し込んでいる
- 色々セリフを書いているがどういう状況を設定するのか
紙風船なら「たまの日曜日の晴れた午後」という設定
あれが月曜でも町中でも雨でもダメ
- この作品は
ある空間がある「クラス」という組織がある
なぜ垂れ幕があるのか 無国籍にしたかったのです
無国籍にしたかったのだろうけど日本とい状況を観客はおもう
- 男と女が何かを作っている
どうもこのごろクラスの基準が変わった
- 「こんなんじゃいつまでたっても抜け出せない」と言っている
彼女は抜け出したいと思っているが彼はどうなのか
幸せのために彼女は抜け出したいと思っている
彼にとっての幸せは基準に忠実に何かを作ることにある
- なぜドイツ語で歌を歌うのか 無国籍にしたかったから
垂れ幕は右翼風で歌は左翼風なのはこいつ等は無思想ということか そうですよ
これは右でもない左でもないという日本人を皮肉ったのか そこまでは考えてないけど
- 男は北朝鮮の夢を見る、ジャパンの太った大使と金正日と自分が泳いだ
これは単なるネタとして語っている
これをネタで終わらせないで、このネタを使って何かを伝える
この何を使えるかがポイントですよ
- 「クラス」マザーがでてくる
なんでファザーでなくマザーなのか
八紘一宇を垂れ幕に書いておきながらなぜ父でないのか
- 特務機関は敵なのか
二人は外部に対して立てこもるのか特務機関に対して立てこもるのかわからない
- つまり、単純なお話なのだか登場人物の方向性はもっと明確であっていい
もっと明確なイメージを置いてストーリーを構築するのが良いのでは
- テーマが単純であったものを架空な状況で話す
テーマは単純なのだが肉付けが豊富な、想像力が喚起させられるようなネタ
- 気がつかないんだけど、これは実にシンプルな事だったと後からわかる
Cさん
3時30分
- 奥さんの性格付けはどのように考えていますか
専業主婦・普通の奥さんです
妻が前日雑誌の記事を読んでこれだと思う
妻はこれがあれば子供の可能性が上がると思う
子供が欲しいと思っている度合いはどの位なのか
ここに子供がいればいいな、と思う程度は
妻と夫の要求度合いのズレはどの程度なのか
- 紙風船のなかで夫婦がゴッコしていたのは妻が夫とコミュニケーションをとりたかったから
- 最初の導入部で喧嘩のセリフを無くしてみるとどちらが見る方はどうか
怒っている状況は言葉がない方がきつい喧嘩
言葉で怒っている方がまだ怖くない
Dさん
4時
- cで1990年と妻が言うことの意味
夫をどのように設定するかで13年前かと答えないかもしれない
妻はどういう見方をしているのか
- 旦那の見方はできている
妻の意識はどうだったのか
ラーメンこぼしまでは心理状況は変わっていない妻は見えていない
妻の設定がよく見えない
- 子育てが終わった
という劇的な変化が観客はわかるように
Eさん
4時50分
- いい状況設定になっている
書きすぎている
怒ってるときは、何も言わないで怒っていると状況が変わる
ボールを使ったということはいい
蹴っているだけで心理状況がわかる
- 関係ないでしょ しか言わないことで心理状況がわかる
ボールを蹴っているだけで見えてくる
- 「人生、順風満帆男」ということは言わずにわからせる
ファンの女の子を通りかからせてその対応を見せつけるというような手法
- 二人は知らないもの同士とする必要はないのではと思うがどうか
- どうしてもにぎりめしを食べる必要があったのだろうか
せっかくボールを使っているのだから蹴り合いを活用してはどうか
- 導入部は非常に良い
ドラマが動いているセリフだけを生かして他をカットすると良くなる
Fさん
5時20分
- 状況を説明している
- 大幅にカット
- ある種のコメディというのは客が想像する以上のスピードで進まなければならない
- 喋らないというのも手法ですよ
終了
5時50分
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