千秋楽の舞台を舞台袖から写したものです
「エナミー、エナミー」
紗幕の裏でフルートを奏でる榎さん
「ちょっと待った」
「私は、昨日三崎へ行った。死のうと思ったのだ。」
海の音だけだった
紗幕の裏で歌うコーラス隊
「ああそうかい」
舞台上の金屏風の後ろでじっと待っている3人の男達
谷崎が谷崎を演じてどうするんですか
「そして、これが愛情だ」