第1回市民劇 上杉祥三作演出「舞台役者症候群像」
練習日記4 平成13年6月22日(金)〜
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私のスケジュール
- 7月01日(日)
- 6月30日(土)
- 6月29日(金)
- 6月24日(日) 結婚式出席で練習遅刻
- 6月23日(土)
- 6月22日(金)
-
本文
- 7月01日(日) 午後1時半〜午後9時
- 今朝は気が付いたら事務所のパソコンの前で寝ていた
- 昨夜、真夜中の1時近くまで練習があったので
- その後で、事務所によって月曜日までに提出の原稿を作成しようとすすめていた
- 気が付いたら朝方、家内からの電話で目が覚めた
- あわてて自宅に戻り朝食を取ってふと横になったのが運の尽き
- 気が付いたら集合時間の午後1時、これはまずいとあわててリリックへ
-
- リリックに到着したら、どこで誰が何をしているのかわからない
- 小道具のメンバーがなにやら準備しているのでそこに手伝うでもなくたむろする
- 私の担当は音響効果ではあるが何をしたらよいのかわからない
- 誰が何をしているのかも良く分からない
- メンバー表の音響効果担当者に聞いても同じ答え
- 仕方がないから他の手伝いでもする事があれば手伝う
-
- そこにいたメンバーに今日のスケジュールはどうなっているのかと聞くが
- 出欠も取られていないし何時にどうするのかも人によって違うとのこと
- 情報が錯綜している
- どうも夕方くらいまで各スタッフの準備を進めてその後通しをするらしい
- 今日は1スタジオで練習とのこと
-
- 仕方がないので、私は自分の仕事を勝手に見つけてなにやらやり始めた
- そんな時、役者のメンバーから
- 高野さん、もしも良かったら練習を見てくれませんかと声がかかった
- 私は二つ返事でOKした
- 役者の人たちが1スタジオで自主練習をしている
- その様子を見ていた
- しかし、なんとなく私が意見を言うのはまずいなと思い黙って途中まで見ていたが
- 途中から1スタジオを出て、他の部屋の様子をのぞきに行った
- そんな時、シアターが使えるようになったのでそちらに移動すると連絡が入った
- 私もあわてて自分の道具を持ってシアターへと移動した
-
- シアターでは大道具の搬入が始まっていた
- 私も一緒に手伝い、準備が終わったら食事休憩になり午後7時から通しをするという
- 食事休憩の時、仲間の誰かが私に質問してきた
- お父さん、私会社での信用を失いそう、どうすればいいの、仕事が中途半端になってダメ
- そうだよな、みんなそんな問題抱えているんだよな、演劇をするって事は他を犠牲にする
- 犠牲の上に成り立っているのが演劇なんだよな、って思いながら聞いていた
- 私の返答は当たり前の一般論しか言えなかった
- しかし、なんで演劇はみんなを、こんなに犠牲を強いながらも、みんなを引きつけるのか
- いつもこれが疑問でならなかった、そして今もまたその疑問が戻ってきた
-
- 皆は、何だかんだと不平不満を言いながら、何だかんだと愚痴を言いながら
- 結果として衣装や大道具、小道具、音響効果などスタッフワークをコツコツとすすめている
- そこにいる仲間とぶつぶつ言いながら、結果としていそいそと準備を進めている
- 一つの芝居を一緒に作ってゆくという目的に向かって
- 何となくつながりが、何となくそこにコミュニティというか、村的な共同体が出来上がる
- そう、同じ船に乗った者同士だんだん仲良くなって運命共同体的なつながりが出来上がる
- 同じ部族の親戚縁者のごとく共同体の構成員として仕事をすることが仲間意識を作る
- そんな感覚を感じながら、徐々に結束が固まってゆくように感じている
-
- 通しが午後7時から始まった
- 私はビデオ撮影に専念した
- 撮影していて感じたことは、昨日から見れば数段良くなっていると言うことである
- みんなの動きが徐々にではあるが良くなってきている
- 最後はそれなりに感情移入ができそうになってきている
- 前半より後半のほうが劇として面白い
- 役者の豊役の山本君などは、連日の上杉氏からの厳しい指導のおかげか
- どんどん良くなってきている
- 顔つきが以前から見れば、数段良くなってきている
- 目の色が変わってきたと言うことであろうか
- 上杉氏の指導を素直に、そして前向きに受け入れようとしている姿勢が見える
- そんなおかげなのだろう、本当に良くなってきている
- 本番が楽しみだ
-
- 彼等10人の役者がどのように変わっていくかが楽しみだ
- 最初の頃見ていた彼等と、今の彼等の印象が違ってきた
- 最初はテンションの高い人が目に付いていたが
- 今は、やはり芝居のうまい人が、毎回工夫をしている人が光る
- セリフのない場面でどんな演技をしているかが気になる
- セリフのある場面ばかりではなく、セリフのない場面でどんな演技をしているか
- 一度やった演技を毎回工夫しながら変えている人や
- 一度やった演技を毎回固定的にすすめている人
-
- 10人の役者を見ているといろいろ見えてきて面白い
- これからが面白くなってくる
- どんどん磨きが掛かってくる
- 楽しみになってきた
- これは良い芝居になりそうに思えてくる
- いや、これは面白い芝居になると思う
- これからどんどん磨きが掛かってくる
- 楽しみだ
- ほんとに楽しみだ
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- 6月30日(土) 午後2時〜午後12時半
- 今日は後半の頭から練習をするという
-
- とにかく最後までやるという
- 夜の10時になったが終わる気配はない
- 上杉氏はしきりに時計を気にしながら
- とにかく最後までやるという
-
- 役者以外の人は何をやったらいいのかわからないでいる
- やることが見えなくなっている
-
- 上杉氏は必死で演技指導をしている
- ピリピリしている雰囲気が伝わってくる
- 役者に伝えよう、伝えようと言う気持ちが手に取るように見える
- 演出方法を見ていると
- どんどんアイディアが湧いてくるようだ
- どんどんアイディアが膨らんでゆくようだ
- なるほどネーと感心させられる
- さすがプロの役者を、プロの中のトップを走ってきた人は違うねと
- 演技指導を見ながら感心させられた
- どんどん演技がつけられてゆく
-
- 上杉氏は言う
- この劇はお客さんに十分笑ってもらえる、そして最後には泣いてもらえる
- 喜んでもらえる、満足してもらえる
- そう断言する
- 確かにそうかもしれない
- 演技が、役者が、気持ちが一つになればそうなれる
- そうだよな、もう少し一杯一杯の状況をうち破れればいけるよな
- いけるよ、うん、いける、いける
- 上杉氏のいうとおり、お客の心をつかめる劇だよ
- もう少し練習すればいけるよ
-
- 上杉氏は真夜中を過ぎてしまったがもう少しで終わるというところまで来た
- 最後の場面はなるほど、なるほど、と一つ一つ演出指導を聞いているとわかる
- 役者の人たちはその指導を受けて必死でやっている
- 言われたこととやることはなかなか一致しない人もいる
- なるほどなるほどと、私は感心しながら聞いていた
- ほんとに最後は駆け足になってしまったが終わりになった
- 一応終了として役者を集めて上杉氏は熱く語り始めた
- 彼の思いが、彼の思い入れが、彼の情熱が離れてみている私にも伝わってくる
- そんなエネルギーをぶつけてもらえる役者がうらやましい
-
- そんな気持ちで私は後片づけに走った
- みんなはやっと終わって帰れると思いながら後片づけに走った
- 明日はこの会場が使えないので全てを片づけないといけない
- 結局リリックを出たのは1時近かった
-
- いろいろみんな問題を抱えて進んでいる
- 何だかんだと問題を抱えていることは事実だ
- 私なんぞ、なんと今日は事務局とも問題が起きそうになった
- ま、いろいろあるけど
- とにかく目標は一つ
- 本番でお客様に見に来て良かったと行ってもらえること
- そんな劇になるために我々が協力してやるしかない
- 目標は一つ
- やりましょ
- 頑張りましょ
-
- 上杉氏は最後に一言、明日は私がいないから演出助手の高野修一君にお願いしてあります
- え、なに、そっか、それで夜中までどうでもとがんばったのか
- しっかし上杉氏も凄いパワーで、この公演にエネルギーを投入してるなーー
- そんな彼の、彼なりの熱い気持ちが私には見える
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- 6月29日(金) 午後6時半〜10時
- 今日は衣装あわせをするという
- 上杉氏と演出助手の人と衣装担当の人
- なにやらいろいろな話がなされながら
- アレを着て見ろ、これを着て見ろと指示が飛ぶ
- 私は報道班と記録班のつもりでビデオ撮影をすすめた
- そうしたら、私にもこれを着て見ろとモデルの依頼が来た
- 軍服のイメージを作るようだ
- キチンと着てみてというので
- 隅で着替えてみた
- 何となく不安がある
- サイズが合わなくてズボンのボタンが留まらないなどということがないか
- 上着のボタンが・・・
- 何とかズボンのボタンを留めた
- そう、何とか留めた
- ぎりぎり留まっていると言うより
- ジーパンのボタンを留めたようなもの
- そう、そう、そうなのだ、ちゃんと留まったのだ
- 何をそんなに強調して書いているのか
- ここは私の中における自己満足の問題で書いている、ハハハ
-
- それはそうと、衣装あわせがどんどん進む
- あした買い出しに行く話が進んでいる
- 衣装合わせと言うよりも、衣装あわせの下見という状況
- 見ていると何着かに特売品の値札が付いている
- どうも上杉氏が東京で仕入れてきたようだ
-
- 小道具係が動き始めた
- なにかこの時間を利用して買い出しに走ったようだ
- 他の小道具係は去年の野外劇で使った小道具を引っ張り出してきた
- なつかしいものが一杯出てきた
- おぅおぅ、使えるものがあるね、そうだよね、どんどん使えば良いんだよね
-
- 今日欠席の音響担当からFAXが入っていたようだ
- 劇中の歌う歌は輪唱にしてはどうかとの提案だ
- なるほど、なるほど、いいですね、いい提案ですね
-
- 今日は、結局衣装合わせなどと、演出家・演出助手・衣装担当等々の打ち合わせ会
- そんな感じがした
- 最後には小道具係が何か一覧表を作成してくれた
- みんなからの借りたい小道具一覧表だ
- きょう担当者が作成したようだ
- なかなか手慣れた感じがした
-
- そうだよね、ようやく全体が動き始めたようだ
- やっと、全体が動き始めたようだ
- みんなは、動きたくてうずうずしていた
- ようやく動けるようになってきたようだ
- ここからうまく火が付いてくれれば
- 一気に燃え上がる
-
- そんな状況の中で、ある役者が急にみんなのいる前で発言を求めた
- 「上杉さん、私は後でご相談したいことがあるのですけれど」
- 彼の表情はこわばっていた
- 上杉氏はすかさず
- 「わかった、それは後で相談しよう」と
- 気になった、「それは」という表現に私は反応した、すなわち
- どんな問題なのか上杉氏にも事前に事務方からの連絡なりが届いていたと言うことのようだ
- どうも、かなりの人に問題は伝えられているようだ
- じつは・・・・・私にも事前に連絡が来ていた・・・・
-
- 練習が終わって何となくそのまま帰るのは良くないなと思い
- 数名に声を掛けてお茶に誘った
- そしてみんなのいるところで大きな声で行き先を告げた
- 行き先は川崎のガストだ
- 最初は3名でガストに入った
- そして、しばらくしたら思いがけないことに・・・・
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- 6月24日(日) 午後8時〜10時
- 始めての交流会である
- なるべく多くの人と話をしたかったが
- 残念ながら場所も狭かったことと
- 上杉氏のまわりには女性が集まってしまい
- 話をするチャンスが少なかった
- こうみると、上杉氏のファンが一杯いるのだと思い知らされた
- 当然と言えば当然であった
-
- 会場では、先ほどの練習場で撮影したビデオを
- そこにあったカラオケ用の大型テレビで放映した
- こうやってビデオで見てみると
- 客席からの状況がわかって反省点が見えてくる
-
- いろいろな意見の人がいる
- いろいろな考えの人がいる
- それはそれで良いことなのだと思っている
- いろいろな意見を戦わせて
- いろいろな考えを戦わせて
- そんな中から新しい展開が開ける
- 私はそう思っている
-
- この会場手配など細々したことを
- 土田君が準備してくれた
- ご苦労様でした
- 上杉氏もこの会に参加するためもう一泊していただいた
- 私は残念ながら二次会に参加することができませんでしたが
- もっとみんなと交流ができればいいなとより深く感じた会でした
-
- なにか小さなかたまりが集まって
- だんだんぶつかり合い、こすれ合い
- そして融合しあって大きなかたまりになる
- そんなきっかけを
- そんな動きを生み出す
- そんな動きを生み出さねばならない
- と感じさせてくれた会でした
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- 6月24日(日)午後4時〜午後7時 結婚式出席で練習遅刻
- 今日は、結婚式に出席のため途中からの参加となった
- 家内が車で送ってくれた
-
- 車中で家内と話していた
- 自分が役者としてセリフをもらって舞台に立ちたいと思っていた
- そして、アンダーだと言われ、入れ替えのチャンスはいつでもあると
- そういわれたら自分の中で役付きの彼と私が敵対関係になったと
- そう思う自分がいたと
- そんな話をしたら彼女は言う
- 「そうなのよね、彼はなにも悪くないのにあなたの中では悪者なのよね」と
-
- そうなのだ、彼が悪いのではない
- 私は言葉の魔術に取り憑かれていたのだ
-
- 人の心は他人(上司)からの言葉により
- 自分の中の他の人(同僚)を見る目が作られてしまう
- 自分が作っているのではなく他人の言葉を受けて作っている
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- 役付きの彼がどうのこうのということではない
- 彼から見れば全くのいい迷惑なのだ
- 彼がどうしたわけではない
- あくまで私の中の「彼に対する意識」が「他の言葉」により「作られて」しまったのだ
- 私の中の「欲」をくすぐる「他の言葉」によって、「彼に対する意識」が「作られて」しまった
- これは私自身の問題なのだ
-
- 私の本能をくすぐる「他の言葉」に私が「踊らされてしまった」結果なのだ
- 「他の言葉」も、私がどのように自分の心を乱してしまったのかを「意図して」
- 発せられたものであったとしたら
- 私は操られてしまっていたことになる
-
- そう、人が人を操ることは、人の本能をくすぐる言葉で、いとも簡単にできてしまう
- まさに、意図したかどうかは別として、私は自分で自分をコントロールできずに
- 自分の心を乱してしまった、いやはや、まだまだ青いね、ハハハ
- 笑うしかないね、ハハハ、恥ずかしさを隠すためにも笑うしかないね、ハハハ
-
- 練習場に入った
- なんと、後半の場面立ち稽古をやっていた
- 後半はシリアスな場面が続くかと思っていたが
- けっこうにぎやかな場面になっていた
- 演出の仕方でだいぶ違うものだと感心した
-
- しばらくしたら休憩になったので
- 上杉氏に練習風景をビデオにとって
- HP上に宣伝用として使いたいのでと説明し
- ビデオ撮影の許可を求めた
- 上杉氏は快諾してくれた
-
- 早速撮影に入った
- なんとか一生懸命やっている雰囲気を伝えられればいいなと思い撮影をした
-
- 前半の通しをやった
- 時間は前日より5分縮まったようだ
- まだまだだめだとげきが飛ぶ
- セリフを覚えてこいと叱りが入る
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- 6月23日 午後2時〜午後10時半
-
- 今日は練習場がシアターから第1スタジオへと変更になっている
- 今日もアンサンブルを重視したエチュードをやった
- 立ち稽古に入った
- だんだんみんなセリフが入ってきて
- 劇の進行が順調に進むようになってきた
-
- 今日、最後に前半を通しでやった
- およそ1時間15分かかってしまった
- 上杉氏によれば後15分縮めなければといっていた
-
- 休憩時間に上杉氏と目があったら
- 上杉氏は私に言った
- 高野さん、最初の場面でもっと観客に向けてグワァッとやってくんないかな
- え、はい、そうですか、はい、もっとグワァッとですね、はい
- じゃあイスの上に乗ったりしても良いんですか
- いいよ、やってよ、高野さんは押し出しがあるから、グワァッとやってよ、××のように
- はい、じゃ、やってみます、ハイ
-
- このときびっくりした、まさか私に声掛けてくるとは思わなかったからだ
- ちなみに、「××のように」と言う部分は
- 特別に倫理規定に引っかかるから伏せ字にしているわけではない
- 上杉氏が何かを言ったのである
- どうも何かの有名な「闇の支配者」とか
- 歌舞伎で言えば顔面隈取りのしてある
- パッと手から蜘蛛の糸のようなものを投げつけるような
- そんな迫力のある役柄の名前を言ったように受け止めた
- 「夏の夜の夢のオーベロンのように」というような例えをいったのだが
- 悲しいかな、私にはその役柄を聞いて何のことかわからなかった
-
- 私はこのとき、腹が決まった
- 上杉氏の中では、私は当然に最初の暗黒舞踏団メンバーとなっていること
- これがはっきりした
- 逆に言えば、10人の選ばれたメインの役者には入っていないということ
- そう、これでスッキリした、これで決まった
- 自分の中のモヤモヤしたものがスッキリした
- やっと踏ん切りが付いた
- よし、わたしは役の可能性があるアンダーでなくサポートなんだと
- 私は役付きの人をサポートしようと
- そして自分の出る場面は妖精の場面なんだと
- そう、夏の夜の夢のオーベロン、妖精の王様になって頑張ろうと
- そう踏ん切りが付いた
- やっと割り切れた
- よし、私のできることを一生懸命やろうと
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- 6月22日 午後6時半〜午後10時半
- 練習開始30分前に練習場入りした
- すでに数名のメンバーが練習場にいた
- 今度の日曜日練習終了後交流会をするという企画が上がっていた
- 私は参加の意思表示をしておいた
- 練習場に設備を運び込んで準備をしていた
- 上杉氏も会場設備担当リリック専属スタッフとステージ中央で打ち合わせをしている
- どうやらステージ上の「切り穴」をつかって下から女優をせり上げるようにしたいつもりらしい
- そんな打ち合わせが長引いて30分ほど練習開始が遅れた
-
- 体をほぐすいつものメニューをこなして
- アンサンブルの練習など一通りこなしたあと立ち稽古にはいる
- 今日は役者がいなかったので私も舞台上に呼ばれた
- どう動くのか前回観客席から見ていたのでおよそ見当はつくはずだが
- いざ舞台に立ってみると感覚が違うのでとまどった
- 自分の動きはこれで良いのか不安を持ちながらやっていた
- そう、自分が不安に思ってやっていると観客席から見るとわかるものだ
- そうなんだよな、思いっきりやるしかないんだよな
- もっと思いっきり良くどんどん自分が思ったようにやってみれば良いんだよな
- と今になって思うけれどもう出番はないか・・・
- よし、こんど出番があるときは思いっきりやってみよう
-
- セリフが十分に入っていない
- なんどか戸惑ってしまったがだめだ
- もっと練習しなければ
-
- 今日は少し練習場面が進んだ
- そして、台本に訂正が出た
- なんでも途中で休憩を入れるという
- その休憩の場面用に訂正が出た
-
- 結局今日は最後まで舞台上に立っていられた
- 練習をしたという気持ちになれた
- 最後にふと思った
- 舞台に立っているときは観客席で見ているアンダーの人の気持ちなど考える余裕はない
- しかし、この練習をしていた数時間、観客席で見ていた仲間はどんな気持ちだったろうか
- つらいものがあったのではないかと、ふと思った
- 舞台に立つと言うことは一生懸命やらなければ、と思った
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