峰村さんありがとう
そうですよね、私も演劇は運動部って言葉が印象に残ってます
翌晩になっちゃったです。
こんばんは、パパ。そしてみなさん。お約束の上杉さんのワークショップレポートをしてみます。極私的な観点で。
まず、しばらく長岡をはなれて1年以上「おしばいをやる」(ってほどたいそうなこともしてなかったけど)ことがなかったので、
今回の日曜日に一日でできるワークショップの機会は本当にうれしかったです。
なじみのみんなともいっしょに動けたし、新しいメンバーともいろいろできたしね。
内容に関しては、お芝居に必要な基礎基本はきちんとあるんだな、と実感できました。
安田さんと上杉さん、指導者は異なっても取り組むこと、いいたいことは一緒だなと思いました。
そういう意味では、いろいろなワークショップを受けるのはいいですね。
自分の体をよく知って、使いこなさないといけないこと。
観客の目に耐えうる自分をつくること。身体訓練にしても発声にしても、ここが大切なんだよねー。
「演劇は体育会系。違う所は、ゴールを競ったり、相手を超えるというスポーツのルールに対し、観客になにかを伝えるために体をつくるというところ」というような話を上杉さんはされましたが、本当にその通りだよなあ。
んで、体作りという意味では非常に危機感。翌日からしばらくふしぶしのいたいこといたいこと。
運動不足を実感。
体育会系、ということは普段からの体作りが必須。うーむむ、今の環境では一人でがんばるしかないし、一人でがんばる気力は仕事に回さなくてはいけないし。
演劇またやりたいけど、復帰した時になまっちょろくなっててもねえ。むむ。
パパの呼びかけに応えなくちゃ!と思いますが、出勤前なので今晩にでも・・・。
ワークショップの感想 投稿者:高野 お父さん 投稿日: 4月 2日(月)00時00分13秒
ワークショップ行って来ました
初めてお会いする方が半分くらいでしたか、総勢30人、昼コースでした
1スタで待機していたら、小柄なスポーツマンタイプの方がスタスタと入ってきました
今回のワークショップは結構初めてお会いする方がいるなーーと思っていたら
その方が机の向こうに1脚だけ用意されていたスチールイスにドンと腰掛けてしまった
エッ、もしかしてこの方が上杉祥三さん?
イスに腰掛けて足を組み片手を額に当てて考え事をしているのであろうか、そのままの状況が続く
時間になっているからみんながほとんど集まっているが上杉氏からは何もアクションがない
気になるけど声もかからないしどうしたらいいのかわからずに、みんなは仲間と雑談をしている
ちょっと何か号令でもかかるのかと思い気にしながら待機する
誰かが真ん中に集まろうよと言うような動きをしてくれたので
何となくみんな上杉氏の前に集まってきた
ようやく上杉氏がイスから立ち上がっていった、「みなさん集まりましたか?」
返事がない、だれも名簿をチェックしているわけではないのでわからないから返事がない
「皆さん座ってください」と言われて上杉氏の簡単な自己紹介が始まった
早速身体訓練が始まった
氏は言う「役者は常に呼吸を意識しなければ、それも吐く呼吸を」
セリフはすべて呼吸を吐き出すことである
吸う状況は出来る限り短く、吐くことを意識するようにと
上杉氏は質問してきた「皆さんの平均年齢は幾つくらいですか」
誰も答えない、というより誰も知らない
「私は昭和30年生まれですけれど、私より上の人はいないでしょ」
そこで私が言う「いえ、私は27年です」
「27年というと・・・」「49です、今日が誕生日です」なんとみんなから拍手がわいた
「そうですか」といいながらチラッと私の名札を見た
そして上杉氏は言う「あ、あの高野さんね」と・・・
どうも私のことはチェック済みのようである
練習が進んでゆく、上杉氏は言う「演劇はハーモニーが大切だ」と
演劇をやってゆく人は個性的で我の強い人が多いように思うかもしれないが
実は協調性がないとやっていけないのだと
体を出来る限り柔軟にしておきなさいと、柔軟性が高いほど表現力がますからと
演劇は文化部と思っているかもしれないが、演劇は運動部なんだと
演劇はスポーツと同じなんだ、ただ自分たちだけではやれないスポーツなんだ
演劇は観客に向かって行うスポーツなんだと
演劇は観客に喜んでもらえなければ駄目なのだ、観客に満足してもらえなければ駄目なのだと
みんなは足腰が弱い、もっと鍛えなければ駄目だ、毎日でなくとも3日にいっぺんでもいい
風呂上がりにでも自分の一番弱いところを鍛えるようにすればいい
体が固いと言うことは筋力があるということなんだ、体が固いと卑下することはない
1ヶ月毎日やっていれば必ず柔らかくなる
いろいろなエチュードをやっていただいた
「ジップ・ザップ・ボーン」
もっと「テンション」を上げてやれと、考えないでやれと
みんなで円形に歩いていて、誰かが違うことをしたらすぐまねをする
これは「ハーモニー」がポイントなのだという、もっと「気」を張れと
年齢変化。まずは自分の年齢で歩いてくださいという
つぎに言われた年齢に素早く切り替えてくださいという
私は、言われたように素直に歩いていた
そこで上杉氏は言った「50才」
みなは急にヨタヨタ歩き出したり、杖でもついているようになった
わたしは、今までどおりに素直に歩き続けた
明らかに、まわりのスピードはスローになったのに私ははつらつと歩いた
私は今日49才なのだから50才といわれたって急に老けませんよ、このままですよ
そんな私の態度を見て上杉氏はつぶやいた「あ、そっか」と
ここで私はみんなに言いたい、「ふざけんじゃない、なんだよーー」と
「50才がそんなにヨタヨタかヨーーー、バッカヤローーーー」と
上杉氏はみんなの状況を見て随時休憩をいれてくれる
じゃあ10分まで休憩にしましょ、と言ってイスに座り腕組みをして
右手を額に当てて沈黙の世界に入ってしまう
我々は、まだ何か指示が出るのかと次の言葉を待つ
しかしその沈黙が30秒以上続く
どうも休憩になったようだと推測する
この沈黙が苦しい
「休憩にしましょう」といって「ポン」とでも手を打ってくれれば
みんなは「ホッ」と気を休めることが出来るのだが
沈黙に入ってしまうとどうしたらいいのかわからなくなる
今日の感想を長々と書いてしまった
上杉氏からの指導を受けてみて感じたことは
いわば名人タイプの指導者なのかなーーと思った
野球の監督で言えば上杉氏は長島監督のような名人タイプなのかなと
そうすると、安田氏はID野球で知られる野村監督みたいなのかなと