じゃじゃ馬ならしの公演から1ヶ月。本当に早いものですね。
諸般の事情により、今回は出演しませんでしたが忙しくも楽しい2ヵ月半でした。
一番初めの安田さんとの面接のときに「自分が何をやりたいのか、決めてもらわないと困るだけど」といわれ、私は「助演や音響をやりたいといっても始まらないだろうし、言われた事をやる(言葉にやや語弊があるが)お手伝いがしたい」と言ったのを覚えている。
よく、芝居はオーケストラに例えられ、演出はコンダクター、役者は演奏家、台本は楽譜、そして音響・照明・舞台などは楽器に例えられる。様々な試みをし、可能性を追求するのは大いに結構なことだろう。しかし、期限がつく場合、その資源は有限である。有限である以上、ベクトルははっきりした物でなくてはならない。コンダクター、或いは演奏家はそれをオーダーする以上予め楽器の製作者にイメージを伝える必要があるのではなかろうか。
さてどうでも良い話はこれくらいにして、何といっても今回一番活躍したのは木之内裕子その人だろうと思います。彼女がいなかったら今回は成立しなかったといえるのではないでしょうか。そのくらいすごい人だと私は思いますよ。ちょっと怒りっぽく、扱いにくい人ですが、自分を犠牲にしてみんなの為にやっていたのですから尊敬に値しますね。ハイ。